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【DEEP JEWELS】地方ファイターHIME、二冠王・大島沙緒里に判定勝利

2022/03/12（土）UP

HIME（右）、二冠王・大島沙緒里に判定勝利

DEEP事務局
『DEEP JEWELS 36～フライ級GP 2022 1ST ROUND～』
2022年3月12日（土）東京・ニューピアホール

▼第5試合　DEEP JEWELS 49kg 以下 5分2R
●大島沙緒里（AACC）
判定0-3　※18-20×2、17-20
〇HIME（毛利道場）

　二児の母でもある大島は、2020年1月にプロデビュー。その極めの強さを武器にわずか4戦でDEEP女子ミクロ級王者のベルトを手にした。さらに昨年3月に開幕したDEEP JEWELSアトム級GPに参戦すると、6月の決勝戦で青野ひかるを破り二冠を達成。10月にはRIZINに参戦し、浅倉カンナに判定勝利している。

　対するHIMEはアマ修斗の中国・四国大会で準優勝してプロ昇格しており、ストロー級でケイト・ロータス、藤田翔子に勝利。12月に本野美樹に判定負けを喫した。今回はストロー級（-52.2kg）から体重を下げた49kg以下で大島に挑む。

　1R、組みに出る大島だが、HIMEはバックステップして距離を作りながら右ストレートを打ち込み被弾した大島は度々膝をつく場面を見せる。HIMEは鋭くジャブを突き大島を間合いに入れないが、大島は何とか組みつくとスルリとバックに回る。そしてHIMEを前方に倒すと背後からパンチを打ち込み、下に落とされると腕十字。しかしこれはHIMEが腕を引き抜く。大島はすぐに組みつきHIMEをテイクダウンするが、HIMEも寝かされながらも打撃を飛ばし初回を終える。

　2RもHIMEは間合いを空け、ジャブ＆ストレートを伸ばし大島を組ませない。突進してくる大島をサイドにかわし、HIMEは右ストレート、右フックのカウンターを狙う。HIMEはこのラウンドは徹底して組ませず、かわし際に左フックを当て大島に片膝を着かせる。残り時間の少ない中で大島はタックルに入りバックに回るが、ここでタイムアップとなる。

　判定は20-18、20-18、20-17の3-0でHIME、2冠王・大島を降した。

　マイクを渡されたHIMEは「山口県の毛利道場から来た地方ファイターのHIMEです。初めてマイクで喋ります。昨日代表の毛利さんが誕生日だったので、感謝の気持ちを込めてお誕生日おめでとうございます。あと格闘技を始めた頃から応援してくれてる地元の友達のアイに感謝していて、アイ勝ったよ！これからも応援お願いします」と喜びを語った。