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【ONE】ライト級キック王者アーセルがV4達成!サディコビッチとの激闘を制す

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2022/04/23(土)UP

強烈なミドルキックを蹴り込むアーセル

ONE Championship
『ONE 156: Eersel vs. Sadikovic』
2022年4月22日(金)シンガポール・インドアスタジアム

▼メインイベント・ライト級キックボクシング世界タイトルマッチ
○レギン・アーセル(オランダ/王者)
判定3-0
●アドリアン・サディコビッチ(ドイツ/挑戦者)
※アーセルが4度目の防衛に成功

アーセルの飛びヒザ蹴りにサディコビッチの顔が歪む

 キックボクシング部門のライト級世界王者アーセルが4度目の防衛戦に挑む。

 スリナム系オランダ人のアーセルは189cmの長身と長い手足を活かした攻撃型ファイター。2019年2月ライト級王座決定戦で、K-1でも活躍した元GLORY世界ウェルター級王者のニキー・ホルツケンを下し、初代王者に。以降、ムスタファ・ハイダ、イスラム・ムルタザエフら強豪チャレンジャーを撃破し、王座を守り続けている。

サディコビッチの飛びヒザ蹴りがヒット

 対するサディコビッチは爆発力のあるハードパンチャー。昨年12月のONEデビュー戦でハイダと対戦すると、アーセルとのタイトル戦に敗れ再起戦に臨んだハイダを強打で圧倒。判定勝利で終わったものの、強烈なレバーショットでハイダからダウンを奪うなど、TKO勝利にあと一歩のところまで追い詰めた。

 1R、しっかりガードを固めてローキックをコツコツと蹴るアーセルに対し、サディコビッチは前進しながらワンツーを繰り出す。アーセルのローをカットできないサディコビッチ、足が効いた様子。終盤アーセルが飛びヒザ蹴り、ボディブローと攻撃をまとめる。

パンチを打ち合う両者

 2R、アーセルのインとアウトのロー連打で、サディコビッチの足が流れ始める。しかし、足のダメージが大きいサディコビッチだが、突如パンチ連打で前進。飛び込みながらヒザ蹴りを出すと、アーセルがまさかのダウン!カウント内で立ち上がったアーセルが必死にパンチを返し生き残る。

 3Rと4R、アーセルがローを蹴り続けると、サディコビッチがパンチの連打で押し返す、一進一退の攻防。

 最終5R、前に出て左フックのダブルなど、パンチ連打でアーセルを下がらせるサディコビッチ。しかし、アーセルもローキックを蹴り続け盛り返す。

 判定3-0でアーセルが勝利。激闘を制したアーセルが4度目の防衛に成功した。

※全試合結果はこちら

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