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【ベラトール】最恐女王サイボーグがV4達成！元ボクシング王者ブレンコウとの壮絶打ち合いを制す

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2022/04/24（日）UP

前日計量でサイボーグ（左）がバキバキボディでレンコウと睨み合い ©️Bellator

Bellator MMA
『BELLATOR 279』
2022年4月24日（日本時間）米国ハワイホノルル　Blaisdell Arena

▼女子フェザー級タイトルマッチ
〇クリス・サイボーグ（ブラジル）
判定3-0　※三者ともに49-45
●アーリーン・ブレンコウ（オーストラリア）
※サイボーグが4度目の防衛に成功

　サイボーグはStrikeforce、Invicta FC、UFCで王座を手にした後、20年1月からベラトールに参戦し、わずか2戦目で女子フェザー級の世界王座を獲得。今回4度目の王座防衛戦となる。MMA戦績は25勝2敗1無効試合。

　サイボーグの王座に挑戦するブレンコウは元プロボクシングWIBA（Women’s International Boxing Association）王者のストライカー。サイボーグとは20年10月のタイトル戦で戦い、リアネイキッドチョークで一本負けを喫した。しかしサイボーグに敗れた後は昨年2戦を行い2勝と調子を取り戻している。MMA戦績は15勝8敗。

　1R、両者が打ち合いを展開。五分の展開からサイボーグが組みブレンコウを金網に押し込む。ブレンコウが逃れるとサイボーグがハイキックを当て、ブレンコウが右ストレートを当て返すが、サイボーグが右ストレートで打ち抜きダウンを奪う。
　バックにつき鉄槌を当てたサイボーグだが、ここで続いてのヒザがブレンコウの顔に入ってしまい、これは反則行為のグラウンドでの蹴りとジャッジされ中断。サイボーグは減点1となる。

　2R、サイボーグは右カーフキック、前蹴り、さらに左右のローでブレンコウを前に来させない。サイボーグが組みに出てブレンコウを金網に押し込みヒザ蹴り。体を放したブレンコウが右クロス、左フックとヒットを重ねる。サイボーグはこれに前蹴り、ローキックと当て返す。

　3R、サイボーグは前蹴り、ローでブレンコウを遠ざけるが、ブレンコウが右クロスをヒット。しかしサイボーグは前蹴りを突き刺す。ブレンコウはカウンターの左フックでサイボーグに手を着かせる。パンチのヒットを上げていくブレンコウだが、サイボーグはローやミドル、前蹴りを当てる。組みに出るサイボーグだがブレンコウは押し放す。

　4R、ジャブと前蹴りのサイボーグに対し、ブレンコウは右ストレートを当てヨロめかせるがサイボーグは“効いてない”のジェスチャー。そこから組んで背後に回ったサイボーグはスープレックスのように投げサイドポジションで抑え込む。だが、何とかブレンコウが立ち上がってサイボーグから体を放す。

　5R、サイボーグは前蹴りで距離を作った上で右ストレートをヒット。ブレンコウの左フックはブロックして防ぐ。サイボーグがバックスピンキックを放つとブレンコウも同じ技を返す。左フックを当てるブレンコウに対し、サイボーグもカウンターの右ストレートを狙う。ブレンコウは中央で打ち合えとサイボーグを呼び込む。サイボーグはしかしパンチを見切って右ストレートを当てる。

　判定は3者49-45でサイボーグ。壮絶な打ち合いを制し勝利した。

　王座を守ったサイボーグは「みなさん、アロハ、マハロ。神に感謝しています。アーリーン、彼女の家族にも感謝したいと思います。本当にありがとう。素晴らしい試合でした」とブレンコウをはじめ多方面に感謝。反則による減点があったが、「試合の中で変化を続けるのが大切です。判定になりましたが感謝しています。チームのみんな、キャンプにも感謝しています。これからもビッグファイトを見せたいです」と今後の意気込みを語って締めた。

▶︎次ページは【動画】サイボーグの強烈な右ストレート！ブレンコウがダウン！

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