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【ベラトール】堀口恭司が悔しいグランプリ初戦敗退！強豪ミックスの寝技地獄に苦しむ

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2022/04/24（日）UP

バックを取られる堀口＠bellatormmaより

Bellator MMA
『BELLATOR 279』
2022年4月24日（日本時間）米国ハワイホノルル　Blaisdell Arena
▼バンタム級ワールドGP 準々決勝（1回戦）

〇パトリック・ミックス（米国）
判定3-0　※三者共に48-47
●堀口恭司（日本）

　RIZINバンタム級王者の堀口は、昨年12月にケガで返上したベラトール・バンタム級王座を取り戻すため王者セルジオ・ペティスと対戦。終始試合をコントロールする動きを見せていたが、4Rにバックブローをもらい逆転KO負け。今回が再起戦となる。

　ミックスは2016年にプロ総合格闘技デビューし、2017年11月にKOTC世界バンタム級王座を獲得。ベラトールには2019年6月から参戦し、同年大晦日には来日して元谷友貴をギロチンチョークで降した。無敗記録を続けていたが、20年9月のベラトール世界バンタム級王座決定戦でフアン・アーチュレッタに判定負け、初黒星を喫した。21年はアルバート・モラレス、ジェームズ・ギャラガーから一本勝ちを収めている。

　1R、サウスポーでケージ中央に進むミックスに対し、堀口もサウスポーからローを放って当てる。左フックの堀口だが、そこをミックスがくぐってダッシュから組みつき背後に回る。オンブの体勢となったミックスはスリーパーを狙うが、堀口も首を死守。ミックスはグラウンドに展開し、4の字ロックから逃れたい堀口だがミックスがバックをキープし続ける。背後のミックスに堀口は時おりパンチを飛ばし、何とか終了までしのぎ切る。

　2R、堀口は右インローから左フック。続けて左ローから右フックと攻める。ミックスの組みを警戒して金網際をステップで回る。堀口はボディへの前蹴りから左フック。さらに左右のステップを止めず右ボディストレート、続いて顔への右フックと堀口は攻撃を散らす。堀口が左フックから右ストレートで出たところでミックスが組まんとしてくるが、堀口はこれを振り払う。

　3R、ミックスが組みに出てくるが堀口は押し放す。堀口はニータップから右フック、そして前へ来たミックスに左フック、前蹴りとリズムを掴んでいく。踏み込んで来る堀口にミックスはミドルとヒザを合わせ、そこから組みに出てバックに回る。スリーパーには至らせない堀口だがミックスのバックコントロールから逃れられない。残り20秒を切り、向き合った堀口だが、ミックスは抱きかかえて強打を振るわせない。

　4R、堀口は右ハイキックから左フック。これはブロックされるがミックスにプレッシャーを与える。ミックスもハイキックを返してくるが堀口はよく見えており当てさせない。前に来るミックスに堀口は右インローで足を払う。堀口はさらに掛け蹴りで顔を狙い、左フック・右フックと振るっていく。ボディストレートを打ち込む堀口だが、ミックスもカウンターのヒザを突き立てる。

　5R、前進したミックスは堀口の左フックをくぐって組みつきバックに回る。そしてまたオンブの状態に。堀口はミックスの太ももにヒジを放つが、ミックスもその隙にチョークを狙ってくる。ミックスは後ろへ倒れ込んで堀口をグラウンドへ連れ込む。しかしここで堀口が向き合うがミックスはギロチンの体勢に入り、堀口が前転するように逃れると、ミックスは背後について、そこから堀口を金網に押しつけ再びバックをキープして攻勢に移らせない。

　判定は48-47の3-0でミックス。堀口の復活を阻んだ。

　勝利したミックスは「タフガイでした。すごいパワーを感じました」と堀口を称え、「声援が聞こえてここで疲れる訳にはいかないと思っていました。彼はベラトールの世界チャンピオンでもありました。判定は私に分がない、もっと差があったと思いますが、ここから成長していくしかありません。コーチに『お前はアンダードッグなんだ、戦ってこいと』言われました。コーチありがとう、みんなありがとう。チーム全体が一丸となった結果です。トーナメントセミファイナルに進みます」とコメントした。

▶︎次ページは【動画】堀口があわや初回一本負けのピンチ！チョークを極められそうになった瞬間

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