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【RISE＆SB】女王対決はRISE・宮﨑小雪に軍配、左ストレートでMISAKIの前進を封じる

2022/12/25（日）UP

左ストレートを放つ宮﨑

RISEクリエーション株式会社/シュートボクシング協会
『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』
2022年12月25日（日）東京・両国国技館
▼第9試合　RISE×SB（RISEルール）　アトム級（-46kg） 3分3R延長1R
○宮﨑小雪（TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者）
判定2-0　※30-29、29-29、30-28
●MISAKI（TEAM FOREST/初代SB日本女子アトム級王者、元J-GIRLSミニフライ級王者）

パンチを繰り出すMISAKI（右）

　宮﨑は、HIROYA率いるTRY HARD GYMの若き王者。フルコンタクト空手出身で華麗なステップワークからの多彩な攻撃を武器とする。昨年3月に王者・紅絹に勝利して、RISE王座を獲得。戴冠後は伊藤紗弥、百花を下すと、今年5月『RISE158』で小林愛理奈を挑戦者にタイトルマッチを行い、テクニックで完封して初防衛に成功。10月には初の国際戦でペットルークオン・サーリージムを下し、現在7連勝中と勢いに乗る。

MISAKIが転倒もノーダウン

　MISAKIはSB女子軽量級を代表する女子ファイター。”ツヨカワ”と称されるルックスと強さを兼ね備える。長らくSBの王座には届かない時期が続いたが、昨年12月に田渕涼香を下し初代SB日本女子アトム級王座を戴冠。今年10月にはペッチャーダー・オー・ユッタチャイを1R KOに下し、こちらも現在6連勝中と波に乗る。

　1R、MISAKIがワンツーで直線的に前進。サウスポーの宮﨑はMISAKIの前進に合わせ左ストレートを突き刺す。宮﨑のパンチに2つ3つと返すMISAKI。ラウンド終盤には宮﨑がフットワークを増やし、遠距離から踏み込んで左ストレートをヒットする。

試合後は抱き合うMISAKIと宮﨑

　2R、MISAKIの右ローに宮﨑が左ストレートを合わせMISAKIが転倒するがノーダウン。MISAKIの入り際に宮﨑が左ストレートを合わせるシーンが増える。宮﨑が前後の出入りから右ジャブを上下に散らし、MISAKIの前進に左ミドルを合わせる。MISAKIは前進を止めずフックを振るうが、宮﨑が前後のフットワークで体の位置を変え続ける。

　3R、MISAKIの右ストレートを横にかわし左ストレートを突き刺す宮﨑。MISAKIは強引に前に出るが、宮﨑に組まれ追撃できない。宮﨑は余裕が出たか右前蹴りでMISAKIを突き放す。宮﨑はノーモーションの左ストレートを立て続けにヒットし、MISAKIの反撃は組んでつぶす。宮﨑が余裕の笑顔を見せ、MISAKIが攻めあぐねるまま試合終了のゴング。