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【パンクラス】無敗の女王KARENが敗れる大番狂わせ！初参戦ソルトに完封される

2022/12/25（日）UP

リーチのあるパンチで攻めるソルト

パンクラス実行委員会
『PANCRASE 330』
2022年12月25日（日）神奈川・横浜武道館
▼第9試合　ストロー級　5分3R
●KAREN（PRAVAJRA/プラヴァージュラ）
判定0-3　※三者とも27-30
〇ソルト（マルスジム）

キックを出すKAREN、ソルトはパンチを返す

　KARENはプロ6戦全勝を誇り、今年3月のストロー級タイトル戦で藤野恵実からTKO勝利し、18歳でパンクラス歴代最年少新王者に輝いた。今年9月の前戦では、宝珠山桃花に判定3-0で圧勝している。

　対するソルトは今年修斗でプロデビューした戦績1勝2敗の新鋭。身長は167cmとKARENより10cm高く、その長身から繰り出される打撃を武器に持つ。今回はパンクラス初参戦でいきなりの王者との対決となった。

ソルトが勝利

　1R、サイドキック、ミドルキックなど得意の蹴りを出していくKAREN。ソルトは組み付いて四つでテイクダウンを狙う。ブレイクがかかるとソルトは入ってくるKARENに左フックを合わせる。四つ組の展開になるとソルトがテイクダウンを奪う。

　2R、パンチで詰めて組みにいったKARENだが四つからテイクダウンはソルト。トップからヒジを落としていく。ソルトは自ら立ってスタンドに戻すとリーチの長い打撃を出しつつ、ショートの距離でも左右のフックを当てる。KARENはなかなか手数が出ない。

感極まった表情のソルト

　3R、遠い距離からサイドキックを出していくKAREN。そして距離が近づくとソルトは四つからKARENをケージに押し付けて投げでテイクダウン。そのままマウントとなり、ソルトは肩でパウンドを落とす。KARENはブリッジで返して立つがまたも四つとなり、ソルトが押し込む。ブレイクとなるとKARENは逆転を狙って前へ出る。だがソルトがパンチを返すとKARENは前へ出られない。

　判定は3－0でソルト。打撃、組み、寝技と全てで優位に進め、無敗の王者を下す大番狂わせを起こした。

※全試合結果はこちら

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