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【ONE】最強デメトリアス・ジョンソン、因縁モラエスとの決着戦を制し初V成功!

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2023/05/06(土)UP

モラエスに強打を当てるジョンソン©️ONE

ONE Championship
『ONE FIGHT NIGHT 10』
2023年5月6日 (土・日本時間) 米国コロラド州・ファースト・バンク・センター
▼フライ級 総合格闘技 世界タイトルマッチ
〇デメトリアス・ジョンソン(米国/王者)
判定3-0
●アドリアーノ・モラエス(ブラジル/挑戦者)
※ジョンソンが初防衛に成功

前王者モラエスも反撃

 DJことデメトリアス・ジョンソンはUFCフライ級で史上最多となる11度の防衛を果たし絶対王者として君臨。レスリングをベースにしながら打撃・寝技どちらでもフィニッシュできるオールラウンダーで、15年4月には堀口恭司にも一本勝利をしている。18年にヘンリー・セフードに敗れ王座陥落するとONEへ電撃移籍。
 若松佑弥、和田竜光、ダニー・キンガッドに3連勝しフライ級ワールドGP優勝を果たしたが、続くタイトルマッチでは今回対戦するモラエスにヒザからのパウンドでまさかのKO負け。しかしリベンジマッチとなった22年8月では逆にヒザ蹴りでKO勝利して王座を獲得した。

ジョンソンがモラエスとの決着戦に勝利し、初防衛成功

 対するモラエスは柔術をベースとしながらも、長い手足から繰り出される打撃も武器とする選手。14年にONEフライ級王座を獲得すると、その後王座陥落・奪還を2度繰り返し19年1月に3度目のベルトを巻く。21年4月には元UFC絶対王者デメトリアス・ジョンソンにKO勝利すると続く防衛戦でも若松佑弥にギロチンで一本勝利。だが22年8月にはジョンソンにリベンジを許して王座陥落。今回ジョンソンと3度目の決着戦を迎える

 1R、頻繁にスイッチを繰り返しステップを踏むDJにモラエスも前後に動きながらパンチを飛ばしていく。フックで近づいて組んでいくのはDJ、四つの攻防になると互いにボディへヒザを放っていく。

 2R、モラエスの右ストレート、フックが顔面を捉えるが、DJは素早いステップからフックを出し、組み付いていく。四つの攻防になるとモラエスが押し込む場面が目立つ。しかしDJは素早く体を入れ替えるとダブルレッグでテイクダウン。だがモラエスもすぐに立ちあがる。

 3R、DJの蹴り足を掴んでテイクダウンを狙うモラエスだが、DJはケージに背を預けて防ぐ。モラエスは離れ際にヒジも放っていく。そして再び組になるとDJはボディへヒザ。これが効いたかモラエスはタックルしつつヒザをマットに着く。ブレイクとなるとモラエスが下がるようになる。

 4R、DJの左ミドル、ボディへのヒザが当たる。モラエスは組み付いていくがその先がなく、DJは近距離でもヒザや、ヒジなど攻撃を出し続ける。

 5R、すぐに前へ出ていくDJ、最終ラウンドになっても変わらずステップを踏み動き続ける。モラエスは飛びヒザを出すが疲労のためかスピードがない。組みに行くモラエスに対しDJはシングルレッグでテイクダウンも狙いつつヒジも当てる。四つに組むも決め手がないモラエスをDJが攻め続ける形で試合終了となった。

 判定は3-0DJ。豊富なスタミナと経験値の差を見せ、DJ3度目の決着戦を制した。

▶︎次ページは【動画】王者DJが顔面への飛びヒザ蹴り!驚きの身体能力に衝撃

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