【ONE】元王者プラジャンチャイ、失神KO勝利で暫定王者に!伝説サムエーを右ヒジで轟沈
ONE Championship
『ONE Friday Fights 22』
2023年6月23日 (金・日本時間) タイ・バンコク ルンピニー・スタジアム
▼ストロー級 ムエタイ 世界暫定王座決定戦
〇プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
KO 2R2分10秒 ※右ヒジ
●サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
※プラジャンチャイが暫定王者に
プラジャンチャイは、2大殿堂のルンピニーとラジャダムナンの王座に輝いた若き実力者。ムエタイでは、337勝51敗3分という驚異的なキャリアを持ち、20年からはボクシングでも活躍し、2階級でWBAアジア・サウスのベルトを獲得。21年にサムエーを下しONE王者となったが、昨年5月の初防衛戦で、ジョセフ・ラシリにTKO負けし王座陥落した。
対するサムエーは400戦以上の戦いを経験し、輝かしいキャリアを築き上げてきたレジェンドファイター。ルンピニースタジアム、プロムエタイ協会で複数の階級でタイトルを獲得。史上最高のムエタイ選手の一人とされる。
昨年に現役引退を表明したが、今年3月に1年8ヶ月ぶりに復帰。欧州軽量級のトップファイター、ライアン・シーハンからKO勝利を飾った。
現王者ラシリが負傷による長期欠場のため、今回の暫定王座決定戦は実施される運びとなった。
1R、互いに様子を見ながらインローを蹴り合うが、消極的ということで、ジャッジの注意が入るとプラジャンチャイは強い右ミドル、ハイを蹴る。サムエーも左ミドル、ハイ返しつつ、パンチに来るプラジャンチャイを下がりつつ、さばく。
2R、距離を詰め、パンチからローへとつなぐプラジャンチャイ。サムエーは前蹴りで突き放して距離を取り、左ストレートを飛ばすが、手数で上回るのはサムエー。すると遠い距離で戦おうとするサムエーに、プラジャンチャイが飛び込んでワンツー!
左が炸裂しサムエーがダウンする。立つサムエーにプラジャンチャイは左右の連打を放つがサムエーは手を伸ばして上手くディフェンスする。しかしそれでもサムエーは再びパンチでロープに追い込むと最後は右のヒジ!
この一撃でサムエーは前のめりに倒れ失神。即座にレフリーがストップし、プラジャンチャイがサムエーのリベンジを退け暫定王座を手にした。
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