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【ONE】ケリーがサブミッショングラップリング初代女王に!“柔術世界一”カーンに雪辱を果たす

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2023/09/30(土)UP

初代女王に輝いたダニエル・ケリー©️ONE

ONE Championship
『ONE Fight Night 14』
2023930日 (日) シンガポール・インドア・スタジアム
▼女子アトム級サブミッショングラップリング世界王座決定戦
○ダニエル・ケリー(アメリカ)
判定3-0
●ジェサ・カーン(カンボジア/アメリカ)
※ケリーが初代王者に

下から仕掛けるカーン

 ケリーは柔術黒帯を巻き、ONEのグラップリングでは山口芽生と引き分け、三浦彩佳に勝利している。

 対するカーンは柔術の名門・AOJ所属で、今年の柔術世界選手権では黒帯女子ライトフェザー級で優勝を果たした柔術界の世界トップ選手。両者は2021年に対戦しており、カーンが判定で勝利している。

 10分1ラウンドのグラップリングマッチ。ケージに詰めて行くケリーに飛びついてクローズドガードのカーン。ケリーが立ったまま耐えてカーンをケージに押し付けてクローズを外すと、カーンは足関節を狙う。

 トップからプレッシャーをかけるケリー。しかしカーンはデラヒーバガードからカカトをすくい上げてスイープするとすぐにパスガードへ、逃げたケリーのバックを奪う。しかしケリーはケージ際で判定して向き合うことに成功する。

攻めるケリー

 Kガードから足関節のカーンに、ケリーもアンクルロックを狙い足の取り合いとなる。互いに立つとカーンは再びケージ際で飛びつきクローズ。ケリーがケージに押し付けると膠着となりブレイク。カーンにのみ注意が与えられる。

 下から足関節のアタックからバックを狙うカーンがスイープ。さらにレッグロックを仕掛けるが、ケリーは足を抜くとハーフガードから肩固めを仕掛けたところで試合終了。

 判定は3-0でケリー。ブラジリアン柔術的なポジショニングではバックを取ったカーンが優位かに思われたが、トップキープと足関節のアタックが評価されてか、ケリーがリベンジに成功し初代王座に就いた。

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