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田中恒成、”世界最速”の4階級制覇を達成!「井岡選手へのリベンジ頭にある」4団体制覇を宣言=試合結果

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2024/02/24(土)UP

田中が4階級制覇を達成した

 2月24日(土)東京・両国国技館にて開催された[WBO世界スーパーフライ級(52.16kg)王座決定戦]で、元世界3階級王者・田中恒成(畑中/同級1位)が、クリスチャン・バカセグア(メキシコ/同級2位)に判定3-0(116-111,117-110,119-108)で勝利し戴冠。
 田中はプロ21戦目、オスカー・デラホーヤの24戦目を上回る、世界最速での4階級制覇を達成した。

【フォト】右ストレートでダウンを奪う田中恒成、効かせたボディも

 田中は20年大晦日、4階級制覇を狙い、井岡一翔のWBO世界スーパーフライ級王座に挑むもTKO負け。以後3年間あまり、この階級をホームにし4戦4勝した。

 対するバカセグアは闘牛の異名を持つ接近戦ファイター。最近の4年3ヶ月の間にWBO中南米スーパーフライ級王座を獲得するなど9連勝(4KO)中。

強烈ボディを効かせる

 試合は序盤、バカセグアが前に出て、積極的にワンツーを打ち込み、さらに左ボディ。田中は落ち着いて、軽やかなステップからジャブで応戦する。
 4Rには田中が前へ出て攻勢に。

 5Rには、バカセグアが”闘牛”の異名よろしく、頭からの超接近戦、しかしバカセグアの左目上からバッティングによる出血が。
 さらには田中の左ボディが連続で入ると、バカセグアの動きが一瞬止まる。

 8R終盤、田中が左で動きを止め、右で顔面にクリーンヒット!バカセグアがくの字になり、マットに手をつき、ダウンを取られた。
 ここでゴングに救われる。バカセグアは生涯初のダウンだと言う。

”闘牛”バカセグアの猛攻

 9Rにはバカセグアは前に出ず、回復させているか。10Rからはバカセグアは突進を再開。
 田中の右、左ボディを食らい続け、12R後半には、何度も動きが止まる。しかしバカセグアは最後まで前へ出続けた。

 判定は3-0の完勝で田中に。田中が”世界最速”4階級制覇を達成した。

 田中はマイクで「(井岡に負けた)あの3年前からの時間があって良かった」と語り、”世界最速”4階級制覇については「もちろんうれしいが、満足できてない自分がいることがうれしい」とストイックなコメント。

 そして「4団体制覇をするという目標を持っている、井岡一翔選手へのリベンジも頭にある。まず、IBFのフェルナンド・マルチネス倒したい。2つ持ってリング上の立つことは、井岡さんへのリスペクトであり、それくらいのものを懸けてやる必要がある」と、4団体制覇を明確に宣言した。

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※全試合結果はこちら

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