【RISE】王者・中村寛、顔を腫らす激闘!無敗の中国強豪ペンジェーに延長で競り勝つ
RISEクリエーション株式会社
『RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA』
2024年9月8日(日)神奈川・横浜BUNTAI
▼セミファイナル(第12試合)-61.5kg契約3分3R延長1R
○中村寛(日本/BK GYM/第8代RISEライト級王者)
延長判定3-0 ※10-9×3
●エン・ペンジェー(中国/仏山温拿拳館)
※本戦は1-1(30-29、28-29、29-29)
中村は“人獣”の異名通り野性味あふれるファイトスタイルで、破壊力抜群のパンチを武器に大雅、レオナ・ぺタスら強豪を撃破している。23年4月に前王者・直樹を5Rに及ぶ激闘の末に判定で降し王座を獲得。今年3月はK-1ライト級王者の与座優貴と対戦し、3R負傷判定負け。それでも6月の前戦は、タリソン“Crazy Cyclone”フェレイラに試合終了残り2秒でKO勝利を収めた。
対するは中国から日本初登場となるエン・ペンジェー。172cmで戦績は39戦39勝無敗(中国国内のみの戦績)。RISE初参戦でどのようなファイトを繰り広げるか注目されている選手だ。
1R、両者サウスポー。ペンジェーが踏み込みながら長い右ジャブでけん制。中村はペンジェーの入り際に左カーフを合わせてバランスを崩す。中村は飛び込んで左フックを振るが、ペンジェーは前に出る中村に合わせて左ヒザを突き上げる。中村の左目下が大きく腫れ上がる。
2R、中村が圧力をかけ右ロー、ミドル。ペンジェーは遠距離から右ジャブを上下に散らす。ペンジェーの右ローが中村の下腹部に入り一時中断。再開後、中村は前進し右ローを強振し、ペンジェーは中村の入り際に左ヒザをボディへ突き刺す。ラウンド終盤はペンジェーが圧力をかけワンツーから右フック、距離を詰めて中村の顔面へ左ヒザを伸ばす。
3R、ペンジェーが右ジャブをリズムよく上下に散らす。中村はペンジェーのヒザに合わせて左フック。左ヒザをペンジェーのボディに突き刺すと、ペンジェーがわずかに体を折る。下がるペンジェーに中村の左オーバーハンドフックが直撃し、ペンジェーの足元がぐらつく。中村が距離を詰め左右フック。ペンジェーの右フックに中村が合わせた左フックがヒット。仕留めにいく中村にペンジェーが抵抗し、最後までダウンを拒否し続けた。
本戦の判定は三者三様のドロー。延長戦へ突入する。
延長R、ペンジェーの左ジャブに合わせて中村が飛び込んで左のスーパーマンパンチ。ペンジェーは右ジャブから左ストレートを打ち下ろし、中村も右前蹴りからフックで襲いかかる。エンの左ストレートにカウンターで合わせた中村の左フックがヒット。前にでるも、ペンジェーは右前蹴りで中村を突き放す。追う中村を下がるペンジェーがワンツー、左ミドルで刻みながら試合終了のゴングを向かえた。
ジャッジは三者共に中村の勝利を支持。未知の強豪に手を焼きながらも、攻撃の手を止めなかった中村が勝利を引き寄せた。
マイクを握った中村は「しょっぱい試合ばっかりですね。すんませんでした」とファンへ謝罪。試合を振り返り「このまま文句なしでトーナメントに参加させてもらえるように一から強くなってきます」と語った。
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