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【KNOCK OUT】渡部太基、倒し倒されの末のKO勝利!残り1秒、2度ダウンも逆転勝利

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2024/10/12(土)UP

渡部がKO勝利

株式会社 Def Fellow
MAROOMS presents 『KNOCK OUT 2024 vol.5』
2024年10月12日(土)東京・後楽園ホール

▼第5試合 KNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント準決勝 3分3R・延長1R
〇渡部太基(TEAM TEPPEN)
KO 1R 2分59秒 ※3ノックダウン
●西川康平(8ball fitness)

西川(右)がパンチを打ち込む

 渡部はベテランの激闘派で、11年にWPMF日本ウェルター級王座、16年にKrush同級王座を獲得。今回の王座を獲得して現役を引退することを公言している。
 対する西川もK-1グループで活躍し、17年には木村ミノルにKO勝利。引退していたが、昨年4月に復帰している。

【フォト】ダウン応酬!大激闘の末KOする瞬間

 サウスポー同士の試合は、いきなり左ローの激しい蹴り合いでスタート。渡部がパンチで前に出ると、右がヒット、西川が左を返すが、さらに渡部が左でダウンを奪う!
 立ち上がった西川は、左右の大振りフックを振り回し、打ち合いも渡部の左がまたも入りダウン。

蹴りを入れる渡部

 渡部はとどめとばかりに左右のフックで前に出るが、今度は西川が右フックで迎え撃つと、渡部が前のめりにダウン!

 立ち上がった渡部、右ハイから左をヒットさせるが、前のめりの渡部に西川の左!渡部が再度ダウンし、このラウンド、どちらかがダウンしたほうがKO負けだ。

 西川の右が連続で入り、グラつく渡部だが、前へ出続けフックの嵐!残り5秒、勝負に出た渡部が西川をコーナーに詰め、左フックをヒット!西川が崩れ落ち、3度目のダウン、渡部が衝撃的なKO勝利で決勝へ駒を進めた。

 渡部はマイクで「いやーめっちゃ焦った。西川君、ありがとうね。男気ある選手とバチバチにやりあえ、本当に楽しかったですね。決勝、ぜひ来て下さい。さっきの中島選手もいい試合したっぽいですけど、俺も負けじとガンガンいくんで」と、中島玲との決勝を見据える。

リングインした中島(左)と渡部(右)

 更に「ずっと後楽園で試合してきて」と涙ぐみ言葉を詰まらせると「今日で後楽園で試合するの最後なんで、後楽園に一言、ありがとうございました!」と別れを告げ「最後必ずベルト巻いて引退するんで、最後まで応援お願いします!」と引退の花道にベルトを持ち帰るとマイクした。

 その後、その中島がリングに上がり「キック界のスター選手になります、その踏み台として絶対、渡部選手倒すんで」と宣言した。

※全試合結果はこちら

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