【UFC】元王者オリベイラ、チャンドラーを返り討ちで激勝!巧みなグラウンド技術で圧倒
WME-IMG
『UFC309』
2024年11月17日(日本時間)米ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデン
▼ライト級 5分5R
○チャールズ・オリベイラ(35=ブラジル/同級2位)
判定3-0 ※49-46×2、49-45
●マイケル・チャンドラー(38=米国/同級7位)
元同級王者のオリベイラはUFC最多フィニッシュ勝利(20勝)、最多一本勝ち(16勝)と、抜群の極めの強さで活躍するUFC屈指のスター選手。21年の王座決定戦でチャンドラーと対戦しており、その時は2R TKO勝利で王座を獲得。その後防衛も果たしたが、22年5月のジャスティン・ゲイジー戦で体重超過となり王座剥奪。(試合は勝利)同年10月の王座決定戦ではイスラム・マカチェフに一本負け。昨年6月はベニール・ダリウシュをTKOで破り復活勝利を挙げたが、今年4月の前戦はアルマン・ツァルキヤンにスプリット判定で惜しくも敗れている。
対するチャンドラーはベラトールで3度王座に就き、“ミスター・ベラトール”の異名を持つ実力者。20年9月UFCに電撃移籍し、初戦はKO勝利。その後は連敗に苦しむも、22年5月にトニー・ファーガソンを顔面前蹴りでKOし復活。しかし同年11月は、ダスティン・ポイエーにキャリア初となる一本負けを喫した。
その後TUFのコーチを務めコナー・マクレガーとの対戦が決定するも、最終的にマクレガーの怪我で実現とはならず、今回は2年ぶりの試合となる。
1R、オリベイラが前蹴りで先制。チャンドラーもジャブを返す。オリベイラはワンツーから前蹴り、関節蹴りも入れる。オリベイラがシングルレッグから倒し込むと、トップを取り押さえ込む。チャンドラーも下からパンチを入れるが、コントロールされる形でラウンドを終える。
2R、オリベイラが関節蹴りからロー。チャンドラーは左右のパンチを振っていく。オリベイラが連打を放つとチャンドラーはつまづきバランスを崩す。ケージに詰めるオリベイラは左ハイ、首相撲からのヒザ。チャンドラーも左を大きく振って反撃。飛び込むようなタックルからオリベイラがテイクダウンしてマウントへ。上からヒジを何発も落とし、肩固めを狙う動きも見せて主導権を握る。
3R、オリベイラは前蹴り、タックルの動きも見せるがここは深追いせず。チャンドラーはカーフ。オリベイラの右アッパーがヒット!チャンドラーの大振りの左フックは空を切る。組んだオリベイラが倒してバックに回ると、四の字ロックから首を狙う。何とか防ぐチャンドラーにオリベイラはパンチ、ヒジを入れながら完全にコントロールする。
4R、チャンドラーが左フックをヒットさせ、カーフも入れる。オリベイラはジリジリと詰めていき、右ストレートから飛びヒザ、チャンドラーも左フックで応戦。オリベイラは前蹴りから組むと、またもバックを取りキープ。チャンドラーの背中に乗る形からリアネイキッドチョーク!チャンドラーは苦しい表情も、ずらして外す。一本こそ取らせないが、チャンドラーとしては厳しいラウンドが続く。
最終5R、前に出るチャンドラーにオリベイラは顔面へのヒザ、関節蹴りでチャンドラーの動きが鈍る。しかしチャンドラーの右ストレートがヒット!下がるオリベイラは組もうとするが、上になったチャンドラーは逃すまいと怒涛の鉄槌連打。オリベイラは下になり耐える。再びスタンドとなり、オリベイラが組んで再びバックからチョークを狙うもこれは浅く極まらない。チャンドラーがおぶる形からオリベイラを後ろへ叩きつけて観客を盛り上げて試合終了。
最終ラウンドこそ意地を見せたチャンドラーだが、終始試合を支配したオリベイラが判定3-0で勝利して、再びその実力を知らしめた。
勝利マイクでオリベイラは「神様ありがとう。息子や娘のために戦いました。チャンドラーは素晴らしい選手。デイナ、誰とでも戦うよ。チーム、家族みんなありがとう」と感謝を伝えた。
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