吉成名高がダウン奪う圧倒V3、激闘派ペットヌンに触れさせず”34連勝”「理想のスタイル見せられた」=RWS JAPAN 試合結果
『RWS JAPAN 第4回大会』(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)
2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール
▼メインイベント(第6試合)ラジャダムナンスタジアム スーパーフライ級(52.16kg)タイトルマッチ 3分5R
〇名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)
判定3-0
●ペットヌン・ペットムエタイジム(フランス)
名高は言わずと知れたラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇で、ルンピニースタジアムとの統一王者も実現した。今回は3度目の防衛戦となり、現在は驚異の33連勝中だ。
当初、挑戦者となる予定だったONE戦士ラック・エラワンが欠場。
代替のペットヌンはタイ在住の19歳フランス人で、強力なフィジカルと鋭いヒジを武器とする、前ラジャダムナン ライトフライ級王者だ。
現在は増量しつつ、名高が2月に判定勝利で王座統一した相手・プレーオプラーオらムエタイ軽量級の実力者を相手に、3連続KO勝利中。ランキングではエラワンよりも上位につけている。
1R、ペットヌンがズンズン歩いて詰めると、強烈な右を振る。サウスポーの名高は左回りで避け、ロー、左ミドル、さらに三日月蹴りを当てるも相手は臆さず、即座にパンチを返し、序盤から息詰まる展開だ。ジャッジは3者名高。
2R、またも突っ込みパンチのペットヌンに、名高は左ハイ、左ストレートでヒットアンドアウェイ。次第にペットヌンが下がり出すと、吉成は左ヒジから左ロー、左ボディストレートでペットヌンがくの字!ダウン。
立ち上がるペットヌンはヒジを狙うが、名高は返して左の上下、左ヒザと入れまくる。名高が10-8×3。
3Rもペットヌンが必死の形相で詰めてパンチ・ヒジに、名高は下がってパンチ・ミドル、インローとヒットさせる展開。3者名高。4Rには、更に名高が位置で外し、一方的に当てる展開に。これも3者名高。
5Rもペットヌンは諦めず強打を放つも、名高はかわして前蹴り、流し気味かと思いきや、強烈なパンチ連打も。ラスト20秒は心の折れないペットヌンに、名高が敬意か手を差し伸べるも、ペットヌンは無視。名高は”じゃあ来いよ”と手招きし、攻めさせ終わった。
名高はマイクで「この試合はどうなるかわからないと言われてたんですけど、自分の技術や練習で、自分の攻撃だけを当てる理想のスタイルを見せられた」と合格点。さらに「防衛戦はいつも判定になってしまうんですけど、5Rフルの試合もどうですか。来年は変化の年になる」とメッセージした。
▶次ページは【フォト】名高がボディストレートでダウンを奪った瞬間
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