【SB】3階級王者・笠原弘希が流血の激闘も敗北、ONE戦士にカット奪われ接戦落とす
株式会社シーザー・インターナショナル
『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』
2024年12月26日(木)東京・TDCホール
▼第10試合 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
●笠原弘希(シーザージム)
延長判定0-3 ※9-10×3
○ジャック・ジャックムエタイ(タイ)
※本戦判定は29-30、29-29×2
笠原はSB日本3階級制覇王者で、これまでフェザー級、スーパーフェザー級、ライト級の王座を獲得しており、戦績は34勝(15KO)6敗。今年2月に『ONE FRIDAY FIGHTS 53』でワラポン・ソー・デチャパンに判定負けした。前戦となる10月のSBではオープンフィンガーグローブマッチで、長谷川祐也に秒殺KO勝利している。
対するジャックはONEに参戦するファイターで、ONE戦績は2勝1敗。その2勝はどちらも1R KOで勝利している。
1R、リング中央に構えるサウスポーのジャック。笠原は右ミドル、左ジャブで距離を測る。笠原がジリジリと距離を詰めつつ左右のロー、カーフ。ジャックの左ミドルに笠原は即座に左ローを返す。ラウンド終盤には笠原がワンツーから右ヒザを突き上げる。
オープンスコアは2者が10-9で笠原、1者が10-10のイーブン。
2R、笠原が上体でフェイント掛けながらプレッシャー。ジャックの左ハイキックをスウェー。左ミドルをキャッチしジャックをこかす。スイッチして放ったジャックの右ストレートが笠原の顔面を浅くヒット。クロス気味の右フックも笠原の横顔に浅く触れる。
オープンスコアは3者とも10-10のイーブン。
3R、ジャックの左ミドルに笠原が左ローを返す展開。笠原がワンツーを伸ばせば、ジャックも即座に左ストレートで応戦する。ジャックの強い左ミドルを笠原はキャッチを狙うが、つかみきれず。コーナーを背負うジャックが右ヒジのカウンターで笠原の左目下をカット。再開後にパンチを交換する中で試合終了のゴングが鳴った。
判定は1者が29-30でジャックを支持し、2者が29-29でドロー。延長戦へ突入する。
延長R、詰める笠原をジャックが右ミドルで迎え撃つ。もみ合いの中で笠原が口の中をカット。ジャックは左ミドル、右ジャブで距離を測り、組んでは下から笠原の腹へヒザを突き上げる。距離を詰める笠原にジャックが左右ヒジ。攻めたい笠原の前進をジャックがいなすまま試合終了のゴングを向かえた。
判定はジャッジ3者ともジャックの勝利を支持。世界を目指す笠原にジャックが壁の高さを見せつけた。
▶︎次のページは【フォト】笠原弘希が顔面流血!延長Rまで闘い抜く接戦に
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