井岡一翔、ダウン奪う激闘も惜敗!王者マルティネスと”魂の打ち合い”も、追い上げに至らず
5月11日(日)東京・大田区体育館にて開催される『Lifetime Boxing Fights 27』の[WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ]では、王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が同級6位で元王者の井岡一翔(志成)判定3-0(114-113、115-112、117-110)で防衛成功した。
井岡は10Rにドンピシャカウンターでダウンを奪い、接近で殴り合う激闘も及ばなかった。
両者は昨年7月、両国国技館でWBA世界スーパーフライ級王者の井岡とIBF同級王者のマルティネスによる王座統一戦を行い、マルティネスが3-0(116-112、117-111、120-108)勝利し、IBF王座3度目の防衛および井岡のWBA王座の獲得に成功した。
その後、再戦が昨年12月に組まれたがマルティネスがインフルエンザに罹患したため、試合前日に中止されている。
試合はマルティネスが序盤から前へ出て、声を出しながら右打ち下ろしをメインに左右フックを出してゆく。井岡も左ボディ、左カウンターを入れるが、マルティネスが即座に何発も返す。
井岡のカウンターも要所で入るが、マルティネスの手数が上回る展開。マルティネスの右に井岡の左耳が赤くなってゆく。
しかし8Rにはマルティネスの圧力、手数が若干減り、井岡の左ボディが合間で入ってゆく。
9Rにはマルティネスのフックアッパーが井岡のアゴを跳ね上げるも、井岡のボディが合間で入り、マルティネスの動きが止まる拮抗状態に。マルティネスはクリンチに何度も行き、場内は井岡コールだ。
10Rにはマルティネスの波状攻撃、井岡は耐え愚直にボディを入れる拮抗だ。
そして打ち合いに来たマルティネスに、井岡の左フックが直撃!マルティネスが崩れ落ちダウンした!
フラフラのマルティネスはそれでもパンチを出し、最後は前に出る意地を見せる。
11R後半にはマルティネスは少し復活し前進、最終Rにはマルティネスが、フラつき気味の足取りでそれでも打ち合いに行く。ラスト1分は互いに相打ち覚悟の打ち合いに。最後まで両者接近で打ち合う激闘を見せた。
マルティネスはマイクで「井岡選手は前回より大変練習を積んできたと思った。私に大変プレッシャーを与えてきた。本当に強い2人がリングで全てを出した」と井岡をリスペクト。
そして今後のプランとして「(カフとの統一戦で)バムが勝ってほしいと思う。その後、バムが負けても勝者と統一戦をやりたい。今年中に実現させたい」と統一に意欲を見せた。
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