【RIZIN】扇久保博正、血染めの打撃戦で元谷友貴に勝利！フライ級王座戴冠

『RIZIN師走の超強者祭り』
2025年12月31日（水）さいたまスーパーアリーナ

▼第13試合　フライ級タイトルマッチ RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
〇扇久保博正（THE BLACKBELT JAPAN/RIZINバンタム級GP2021優勝）
判定3-0
●元谷友貴（ATT/第7代DEEPバンタム級王者）

【フォト】血塗れの元谷、顔面アップ写真

　扇久保は7月から始まったフライ級トーナメント1回戦で優勝候補のホセ・トーレスに判定勝ち。続いて準決勝では6戦6勝と無敗であったアリベク・ガジャマトフを撃破。自身を「本当に今いちばん強いと思ってる」と語り、フライ級王座獲得に王手を掛ける。

　元谷はDEEPで2階級を制した王者。現在は堀口恭司らとともに米・フロリダのアメリカントップチームで修行を積む。昨年大晦日には無敗のホープ・秋元強真に判定勝ち。フライ級トーナメントではヒロヤ、神龍誠と若い力を退け、決勝で19年7月に敗れている扇久保にリベンジを挑む。

　1Rから両者の試合は打撃戦で進み、扇久保は元谷のパンチをパーリングで防ぎ、左フックでグラつかせ鼻血を出させる。

　2Rも扇久保は巧みなディフェンスで元谷の攻撃をさばきつつ、フックやアッパーで有効打を重ね、元谷のタックルも封じる。

　3R、元谷がテイクダウンを奪う執念を見せるが、扇久保はそこから逃れて立ち上がり右アッパーで反撃。終盤の打ち合いも優勢を保ち、元谷のタックルを最後まで切って勝負は判定へ。

　扇久保が3-0の判定勝利でベルトと優勝賞金2千万円を手にし、「一番そばでずっと支えてくれた奥さん、本当にありがとう。心から愛してます。フライ級のチャンピオンとして、これからフライ級を盛り上げていくのでよろしくお願いします」と家族とファンに感謝した。

※全試合結果はこちら

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