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【レベルス】梅野源治が一夜明け会見に出席、進退について複雑な心境語る

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2018/02/20(火)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

前日の試合後、ほとんどコメント出来なかったことを受けて一夜明け会見に出席した梅野

 2月18日(日)東京・後楽園ホールで開催された『REBELS.54』の一夜明け会見が、19日(月)都内にて行われた。

 会見には、メインイベントでルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦を同級6位クラップダム・ソーチョーピャッウータイ(19=タイ)と争い、4R55秒、TKO負けで王座奪取ならなかった同級5位・梅野源治(29=PHOENIX)が出席。

「たくさんの方たちのサポートがあってやっと夢のタイトルに挑戦することが出来ました、結果、僕のミスでダウンを奪われてセコンドがタオルを投入しての負け…いい結果に終われず、僕だけではなく応援してくれている方たちも含めて残念な結果になってしまったという想いがあります」と梅野。

クラップダムの強烈な左ローにバランスを崩す梅野

 敗因についてはクラップダムの強烈な左ローをあげる。「KOされることはないですが、足が曲がってバランスが崩れるし、攻撃が全部強いのでこのままもらい続けると後半キツくなると思いました。あとボディストレートもダウンは取られないと思いましたが、一発一発が重く、意識がお腹と足にいかされて、顔面のパンチをもらってしまいました。

 あそこまで1Rから強く蹴ってくるとは思っていなかったですし、そこまで効かないと思っていました。練習で足も強くなっていたので。ただ、倒されなくても強いパンチが打てなくなるとは思いましたし、カットしないといけないと意識してしまった」

ボディブローにも気を取られた

 実際、ローのダメージはなく「今も痛くない」と自分の足を叩いてみせた。2Rにクラップダム側のコーナーへ行った時、インターバル中にセコンドが使った水と氷が水たまりのようになっており、氷を踏んで足を滑らせたのを関係者が見ている。

 そのことを聞かれると梅野は「マットが滑ったのと水たまりが凄かったです。それが勝敗につながったわけではないですが、滑るなってゼスチャーをしたので足が効いていると思われたかもしれません。ローで相手に調子づかせてしまったのがありました。でも反則ではないので関係ありません」とした。

多くの人の協力を得て、ようやく実現したルンピニーのタイトルマッチで結果を残せなかったことで、現役を続けていいものか考えたい、と梅野

 また、試合の3週間前に蜂窩織炎(ほうかしきえん=感染症)にかかって1週間寝込んでしまったことが影響したのではないかと聞かれると、「あるかないかと聞かれればありますが、オーバーワークでそうなってしまったのは全部僕の責任。試合が決まっているのだから、風邪をひこうが体調がどれだけ悪かろうが関係ない。試合の時にはその時の一番いい状態にもっていけるように努力はしました。結果があれなので、あの結果が僕の100%。単純に、あの日はクラップダムの方が強かっただけです」と、勝敗には関係ないと話した。

 自分の攻撃に関しては「1Rから動きが硬かったですね。右ミドルも当たっていましたが、ムエタイでは1Rは10-10なのでそれは分かっていました。相手が出てくる3Rまでに相手を出づらくする作戦でした。右ミドルは効いていたと思います。パンチも当たるようになってきましたし、途中から右ミドルを気にしてカットするようになりましたし。それで蹴りは当たらないからパンチとヒジで行こうとしたところでいいのを一発もらってしまいました」と分析。

会見に同席したセンチャイ代表

 会見に同席したルンピニースタジアム・ジャパンのセンチャイ代表は、「クラップダムは『梅野選手が怖かったが逃げられないから勝負するしかないと思っていた』と言っていました。また(立会人の)ルンピニースタジアム副代表は『ハイレベル同士の試合だった。どっちが勝ってもおかしくなかった。再チャレンジ出来る可能性はあるので梅野選手には諦めないでもらいたい。タイにもファンが多いので、ルンピニーで戦ったらお客さんを絶対に呼べる』と言っていました」との話を明かした。

 それを聞いた梅野は「嬉しいです」と笑顔を見せたが、「ルンピニーのタイトルマッチはいろいろな人が協力してやっと出来るものです。簡単ではありません。山口元気(レベルス)代表にもまたチャンスを作るからと言ってもらえてありがたいし、感謝しかありません。でも、またやりたいからやらしてください、今回は負けたから次は獲りますというような、ごっちゃん体質は好きじゃない。僕はそうはなりたくない。夢をかなえたいのでもちろんルンピニーも獲りたいし、世界一の男になりたい夢も全然あるけれど、どうなんですかね…1日経ってないですからね」と、進退のことはゆっくり休んで考えたいとした。

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