【空手】2020年夏季五輪から落選、緑健児理事長が見解
5月29日(木・現地時間)ロシア・サンクトペテルブルグで行われた国際オリンピック委員会(IOC)の理事会にて、2020年夏季オリンピックの種目選定が行われ、採用候補の8競技にあがっていた空手(世界空手連盟のWKFルール=通称・伝統派や寸止めと呼ばれる空手)が選考から漏れた。
この決定を受けて、フルコンタクト空手(直接打撃制の空手)のオリンピック種目化を推進するため200を超える流派団体で結成された全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)の緑健児理事長は、代表を務める新極真会の公式サイトにて見解を述べている。
緑理事長は「この一連のオリンピックに向けた取り組みには、私たちフルコンタクト空手が直接的に関与していないのが実情ですが」と前置きした上で、「今回の選定結果を受けて、空手がオリンピック種目となるためには、競技形態(WKFルールとフルコンタクトルール)の違いを乗り越えて、すべての空手団体の強固な団結、そのための歩み寄りが不可欠な要素だと強く確信しました」と、これまで交流がなかった両競技組織が空手のオリンピック種目化へ向けて力を合わせることの必要性を唱えた。
また、「そのためにも、私たちが信じるフルコンタクト空手には、ジャンルの統一と確立が至上命題となります」と、まずはフルコンタクト空手界の統一が先決であるとし、「次なる目標は2024年、さらには2028年のオリンピックとなります」と今回の決定に諦めず、改めて空手のオリンピック種目化へ向けてまい進していくことを宣言した。
なお、2月に中核競技から除外されたレスリングは最終候補に残り、野球・ソフトボール、スカッシュと9月に行われる総会での投票で、残る1競技の枠を争うことになる。
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