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【ZST】タッグ王者・宇野&植松が勝因語る

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2015/06/10(水)UP

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▲ZSTのGTタッグ王座に就いた植松(左)と宇野(右)チーム

 5月24日(日)東京・ディファ有明で開催された『ZST.46』にて、第2代GTタッグ王者決定トーナメントで優勝した宇野薫(UNO DOJO)&植松直哉(Nexusense)のコメントが主催者を通じて届いた。両者は大会翌日に行われた一夜明け会見を欠席したため、王者チームになってからのコメントは初となる。

 植松は、「純粋に試合に勝てたことが、素直に一番嬉しかったですね。まさか自分が、タッグマッチという形でベルトを巻くような機会に恵まれるとは思わなかったので。宇野さんと一緒に巻けたというのが、とても嬉しかったし、15年前の自分が今のこの光景を見たらどう思うんだろうって、感慨深いものがあります」と、長い格闘技人生の中で初めてチャンピオンベルトを巻いたことを喜ぶ。

 宇野は、「やっぱりベルトは強さの象徴だと思いますので、皆さんに『おめでとう』と声をかけられると共に、そういった(ベルトの重み的な)ことを感じています。植松君も言いましたけれど、植松君とこういった形(タッグ)でベルトを取れると思わなかったので、すごく嬉しいですし、不思議な感じがしますね、とても」と、盟友・植松とベルトを巻けたことを喜んだ。

 試合では植松が、戸井田カツヤ&齊藤曜(和術慧舟會トイカツ道場)から、連続で関節技による一本を奪った。

「組み技競技だと、とにかく“一本”とることが最大の目的で、それが一番素晴らしいパフォーマンスであると思われがちなんですが、やはりそこには“どうやってとるか”ということも勿論あります。打撃競技では、“削る”という表現をよく使うと思うんですが、組み技競技でも相手を、体力的、精神的に“削る”作業があります。そこの部分を徹底して、宇野さんも自分もやれたところが勝因だったんじゃないかと思います。“一本をとるために一本を狙わなかった”ところが、自分では良かったと思っています」と、植松は勝因を分析する。

 宇野は「出稽古に行くと『(GTタッグに出場するための)合計体重は幾つなんですか?』と聞かれたりするので、出場を狙っているんじゃないか、みたいな選手たちがチラホラいるようだな、と(笑)。まあ、皆(GTタッグに)興味を持ってくれたようですし、ZSTの選手以外でもチャレンジしたいと思っている選手がいると思います。柔術界でも総合の選手でも、寝技の強い選手はいっぱいいますので、そういう選手たちがどんどん出てきてくれると面白いと思います」と、GTタッグ戦線の活性化を願う。

 最後に、2人は今後の防衛戦について次のように語った。

植松「やっぱり安易な形での防衛戦はやりたくないです。やるからには、それなりの手順を踏んで欲しいというか。自信がある選手は、たくさんいると思うんですけれど、だったらそれを目に見える形で見せていただいた上で防衛戦が出来れば、と考えています」

宇野「やっぱり、このベルトの価値を少しでも高くするためにも、一戦一戦、しっかりやるだけです。しっかり準備して良い試合をするだけですね。その事によってGTタッグのベルトが、どんどん価値が上がってくると思います」 

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