【新極真会】KWU世界王者、史上初2団体制覇狙う
10月31日(土)~11月1日(日)に東京体育館で開催される新極真会主催『第11回全世界空手道選手権大会』。世界90カ国・地域から選抜された選手たちが、2日間にわたって空手世界一の座を争う。
11回目を迎える世界選手権大会だが、今回は新極真会以外の組織からも選手が出場することで話題を集めている。KWU(極真世界連合)がそれだ。KWUとはスイスに本部があり、複数の極真系国際連盟やロシア国内の極真連盟などが加盟する世界連合体で、合計加盟国は80カ国。
10月に『第2回極真世界空手道選手権大会』をロシアで開催し、その大会で優勝した世界王者および上位入賞者などが今回の新極真会世界選手権大会に送り込まれた。
中でも注目を集めるのは、KWU世界選手権大会の最重量級である男子95kg超級を制したヴァシリー・サマドゥロフ(ロシア)。身長174cmと上背はないが、99kgの体重を生かした圧力とパワフルな突きと下段廻し蹴りで長身選手たちを破って優勝した。
サマドゥロフは「新極真会の世界選手権大会に出られて光栄だ。KWU世界選手権大会に続いて優勝したい」と、前人未到の2団体制覇を目標に掲げる。
KWUロシアチームのアレクセイ・ゴロホフコーチは、「今回連れて来た選手は全員強いが、特に自信があるのはサマドゥロフとアルテム・ナザレティアンだ」と2選手の名前をあげた。
「サマドゥロフは何をやるのか全く分からない。相手が何に弱いかを瞬時に判断し、相手に合わせた戦い方が出来る。パンチも下段回し蹴りも強い。彼は背が低いから、みんな上段回し蹴りはやって来ないだろうと思うが、上段回し蹴りや胴まわし回転蹴りも使うんだ。
ナザレティアンはとても動きが軽い。しかし、重量級と同じくらいのパワーがある。まるで猿のようにすばしっこく動き、くるくると回るので相手は捕まえることが出来ないんだ」
また、女子選手4名についても「全員が勝ち上がれる実力を持っている」と自信満々。「ただ、彼女たちは今回ナーバスになっているからそれ次第だね。精神状態がよければ必ず上まで行ける」とした。
KWU世界選手権大会から今大会までの準備期間は少なかったが、「出来るだけのことはやってきた」とゴロホフコーチ。「我々はスタミナとパワーを日本に持って来た。だから優勝トロフィーを日本からロシアに持って帰るよ」と、改めて新極真会世界選手権大会制覇を口にした。
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