【RIZIN】ヘビー級世界トーナメントのイギリス、リトアニア、ポーランド代表決定

2015/11/18（水）UP
（最終更新：2015/11/19 22:26）

　12月29日（火）・31日（木）さいたまスーパーアリーナで開催の『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』で行われるヘビー級世界トーナメントのエントリー選手が追加発表された。

　イギリスのMMA（総合格闘技）団体『BAMMA』からは、同団体のヘビー級王者マーク・ゴッドビアー（イギリス）の参戦が決定。ゴッドビアーは身長193cm、体重111kg。2009年8月にデビューすると7連勝を飾り、これまでの戦績は判定決着が一度もなく、勝敗に関わらず12戦全てがKOか関節・絞め技による一本で決着がついている。打撃でプレッシャーをかけて常に自分から前に出る攻撃的なスタイルで、ファンからの人気も高い。31歳。

　ゴッドビアーは、「日本で試合をする事が夢だった。日本のファンの格闘技に対する姿勢や求めるものが根本的にこっちとは違うから、最高にモチベーションが上がっている。また、イギリスを代表してグランプリに出場できる事はとても光栄だ。1R10分間のための練習は以前からやっているし、PRIDE ルール対策は万全。当日の試合は凄いモノを見せるよ」とコメントを寄せている。

　リトアニアのMMA団体『BUSHIDO』からは、BUSHIDO欧州ライトヘビー級王者テオドラス・オークストリス（リトアニア）が送り込まれる。身長183cm、体重98kg。少年時代は柔道に打ち込み、ジュニア選手権などで好成績を収め頭角を現す。国内の柔道選手権で数多くのメダルを獲得し、リトアニア柔道界では顔とも言える存在となった。また、レスリングやサンボのバックボーンも持つなど、その身体能力の高さで様々な格闘技術を習得。速いパンチから一気に距離を詰めてテイクダウンに持ち込むなど、迫力満点のファイトが魅力のオールラウンダーだ。24歳と若さもある。

　オークストリスは、「RIZINグランプリへの招待を感謝します。このトーナメントに参加できる事は非常に光栄であり、PRIDEルールで試合ができる事を非常に楽しみにしています。私にとってリトアニアという小国とその中のBUSHIDOという団体を代表して戦える事は大変喜ばしい事です。日本で試合をする事が長年の夢でした。勝つ自信はあります」と、謙虚なコメント。

　ポーランドのMMA団体『KSW』を代表して参戦するのは、前KSWライトヘビー級王者ゴラン・レリッジ（クロアチア）。身長190cm、体重93kg。ブラジリアン柔術黒帯のベテランで、寝技の技術もさることながら、スタンドでの打撃力も充分に兼ね揃えるバランスのとれた選手。寝技に持ち込めば関節・絞め技も狙え、パウンド（寝技での上からのパンチ）を容赦なく見舞う。そのパウンドでのTKO勝利が5つあり、過去にUFCも経験。ベラトールの元王者を判定で下しKSWライトヘビー級タイトルを奪取。先日の防衛戦では惜しくも敗れたが、経験、メンタル、フィジカルを兼ね備えたトータルファイターだ。31歳。

　レリッジは、「先日のタイトル戦で負けてしまってタイトルを失ってしまったがそれも運命。しかしRIZINのトーナメントに出る事が出来た。日本で戦う事は昔からの夢だったからとても興奮しているよ。今までより強くなって日本でリングの上に立つことを約束するよ」とコメントしている。

＜ヘビー級世界トーナメント出場決定選手＞
キング・モー（アメリカ/アメリカントップチーム）
ブルーノ・カッペローザ（ブラジル）
マーク・ゴッドビアー（イギリス）
テオドラス・オークストリス（リトアニア）
ゴラン・レリッジ（クロアチア）

●編集部おススメ記事
・年末新大会名はRIZIN、世界ヘビー級トーナメントと桜庭vs青木、フジテレビ中継が決定
・他競技からの大物選手転向も、フジの中継は最終調整中