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【ボクシング】WBO関係者は井上尚弥の苦戦を予想

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2016/05/06(金)UP

ダブル世界戦に臨むWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東。内山王座陥落のショックを吹き飛ばせるか

 5月8日(日)東京・有明コロシアムで開催される『ボクシングフェス5・8~井上尚弥&八重樫東ダブル世界戦~』の記者会見が、6日(金)都内にて行われた。

 会見に出席したWBOのフランシスコ・バルカルセル会長は、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで対戦する王者・井上尚弥(大橋ジム)vs挑戦者・同級1位ダビド・カルモナ(メキシコ)に触れ、「この試合は大変タフな試合になる。井上選手のボクシング人生の中で一番タフな試合になるのではないでしょうか」と言うほどカルモナの実力を評価。

 さらには、同席したWBO立会人のルイス・ペレス氏も「井上選手はWBOの中でも最もベストな選手の一人です。しかし、カルモナ戦は大変困難な試合になると思います。なぜならカルモナはメキシコの心を持ったボクサーだからです。彼はいいコンディションに調整してきました」と、やはり井上の苦戦を予想する。

 IBF世界ライトフライ級タイトルマッチの王者・八重樫東(大橋ジム)vs挑戦者・同級10位マルティン・テクアペトラ(メキシコ)戦のために来日した、IBF立会人のグレン・ハマダ氏がIBF世界戦を「実力伯仲の試合になると思います。どうぞお楽しみ下さい」と紹介したのに比べ、WBO関係者のカルモナへの評価は異常に高い。

 一方、今大会のプロモーターでもある大橋ジムの大橋秀行会長は「井上は2試合続けて1位との対戦になりました。怪我もなく最高の状態でここまで来ています。カルモナ選手は攻撃も防御も優れた選手。中間距離での戦いに目が離せない試合になるでしょう」とこの一戦を分析。

左から3人目が大橋会長、その右隣がWBOのバルカルセル会長

 IBF戦については「八重樫には今回はダメージのない試合をしてくれたらと言いましたが、相手が決まって映像を見たら今まで以上の激闘になるのでは、と少し後悔しています」と、今回も激闘になるのではないかと予測していた。

 また、「内山高志選手が負けて、日本ボクシング界が非常に暗くなっています。内山選手は日本のボクシング界を引っ張ってきてくれた選手です。以前の明るさがリングに帰ってくるような、ワクワクする試合を2人には期待したいと思います」と、内山王座陥落のショックを井上と八重樫に吹き飛ばして欲しいとエールを送った。

●編集部オススメ記事
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