【ボクシング】モデルボクサー高野が謝罪会見、引退を撤回

2016/05/27（金）UP
（最終更新：2016/05/27 13:34）

“モデルボクサー”ことOPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美（協栄ジム）が5月27日（金）都内・所属ジムで記者会見を行い、引退発言を撤回した。

　高野は5月18日（水）の会見で、6月6日に予定されていた次戦で引退すると発表。それを受けて海外出張中の金平桂一郎会長は、「何の相談もなかった」とし、「やりたくないという選手をリングに上げたら、私の見識を疑われます」「ボクシングが嫌だという選手をリングに上げる訳には行きません」と、6月の試合中止を発表していた。

　今回の記者会見で高野は、「またゼロから心を入れ替え、ボクシングに励んでいきます」と深々と頭を下げた。「信頼を取り戻し、プロボクサーとして自覚を持って練習に励んでいきたいと思います。（世界チャンピオンを目指す？）はい」と、再び世界を目指すとしている。

　金平会長によると、高野は減量や試合のプレッシャーから「引退」との文字が頭をよぎり、つい発言してしまったのだと説明。言葉足らずだった、とも。高野は「前々から自分の中で無理なんじゃないかと思っていた部分があった。やる気が落ちたり、安定しない状態だった」とし、これほど大きな騒ぎになるとは思っていなかったという。

　6月6日の試合は中止となり、高野は2分2Rのエキシビションマッチを行う。また、ペナルティとして出来る限りジムに顔を出して練習に励むことを約束した。

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