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【ボクシング】パッキャオ五輪で復活なるか=プロボクサー五輪解放案

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2016/05/31(火)UP

パッキャオ(左)のプロボクシング引退試合の前日計量で。右はブラッドリー/写真:NAOKI FUKUDA/WOWOW

 特にティモシー・ブラッドリーとの引退試合直前のパッキャオが、「リオ五輪出場を考えている」とコメントし、「ドアは閉めない」という曖昧な表現で引退を否定したニュースは、世界中に広まった。

 近年のAIBAにプロボクシング界でも特に怒りを露わにしてきたのはWBC(世界ボクシング評議会)のマウリシオ・スライマン会長で、五輪に出場した際には「王者を含めて我々の世界ランキングから追放する」と警告した。五輪ボクシング界内部でも賛否は激しく割れている。日本では「アマチュアボクシング」を統括する日本ボクシング連盟の山根明会長が、この法案にノー。プロボクシング協会の渡辺均会長はイエスのスタンスを示した。

この法案が、これまでボクシング界が築いてきた秩序を破壊するビッグバンであるのは確かだ。
歴史上、ボクシング界のプロ・アマが分かれた明確な時期は判断が難しい。しかし長きにわたる独立した歴史でそれぞれが異なる文化を築いてきたが、今回はその垣根を崩壊させることになる。文化の違いは競技性でも大きい。プロボクシング界には「ベテランのプロボクサーが五輪ボクシングに出ることは若い出場者を危険にさらす」と批判する声がある。その一方でパッキャオと長くタッグを組んできた指導者のフレディ・ローチ氏は「パッキャオには大きな訓練が必要であり、勝ち上がるのは非常に困難」と語った。 

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