【UFC】デイナ代表「ビスピン初防衛戦の相手は”ダン・ヘン”」
UFCミドル級王者マイケル・ビスピン(イギリス)の思いが通じそうだ。
7月9日(土・現地時間)ラスベガスにて開催された『UFC 200』の後、現地のテレビ番組に出演したデイナ・ホワイトUFC代表は「ビスピンの初防衛戦の相手はダン・ヘンダーソン(アメリカ)になるだろう」と発言。防衛戦を行う大会を、ビスピンのホームタウンであるイギリスのマンチェスターで開催することを検討していると話した。
一緒に番組に出演していたビスピンは、この発言を聞いてデイナUFC代表の隣でガッツポーズ。「イギリス国民のために、俺はダン・ヘンダーソンにリベンジする」とアピールした。
6月にUFCミドル級タイトルマッチで当時の王者ルーク・ロックホールド(アメリカ)を初回TKOで下し、新王者となったビスピン。王座獲得後は、元同級王者クリス・ワイドマンや同級3位のホナウド・ソウザ(ブラジル)らから挑戦状を叩き付けられていた。
しかし、ビスピンは「俺はダン・ヘンダーソンを指名する。彼に”借り”があることは皆が知っているだろう」と話し、2009年7月の『UFC 100』でKO負けを喫した相手であるヘンダーソンへのリベンジマッチを希望。また「この試合を臨む理由は彼が引退しそうだからだ」と、最近になってヘンダーソンが引退をほのめかす発言をしたことを理由に挙げた。
今年で45歳を迎える”ジ・アメリカン・アスリート”ことヘンダーソン。レスリングのアメリカ代表として2度のオリンピックを経験し、1997年にMMAの世界に足を踏み入れた。PRIDEでの2階級制覇をはじめ、Strikeforceではライトヘビー級王者に輝くなど、長年トップクラスのファイターとして活躍。今年6月には元Bellatorミドル級王者ヘクター・ロンバートにTKO勝ちを収め、MMAキャリア20年目に差し掛かろうとしている今も、その勢いは衰えていない。
しかし、この試合の後に今後の選手生活について聞かれたヘンダーソンは「あと2、3試合やるかもしれないし、これが最後の試合になるかもしれない。分からないな」とコメントしており、その去就にも注目が集まっていた。
ビスピンが7年越しのリベンジを果たすのか。それとも、ヘンダーソンが45歳でベルトを巻くことになるのか。
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