【UFC】王者ビスピン、初防衛戦に45歳”ダン・ヘン”指名
6月4日(土・現地時間)に開催されたMMA(総合格闘技)イベント『UFC 199』でルーク・ロックホールドを下し、UFCミドル級の新王者となったマイケル・ビスピン(イギリス)が初防衛戦の相手に元PRIDEミドル&ウェルター級王者ダン・ヘンダーソンを指名した。
アメリカメディアの取材に応じたビスピンは「俺は危ない橋を渡るつもりだ。この試合を臨む理由は彼が引退しそうだからだ。俺はダン・ヘンダーソンを指名する。彼に”借り”があることは皆が知っているだろう」と答えた。ビスピンは2009年7月に行われた『UFC 100』でヘンダーソンにKO負けを喫しており、リベンジしたいようだ。
今年で45歳のヘンダーソン。レスリングのアメリカ代表として2度のオリンピックを経験し、1997年にMMAの世界に足を踏み入れた。”ジ・アメリカン・アスリート”の異名を持ち、PRIDEでの2階級制覇をはじめ、Strikeforceではライトヘビー級王者に輝くなど、長年トップクラスのファイターとして活躍。『UFC 199』ではヘクター・ロンバートにTKO勝ちを収め、MMAキャリア20年目に差し掛かろうとしている今も、その勢いは衰えていない。
しかし、この試合の後に今後の選手生活について聞かれたヘンダーソンは「あと2、3試合やるかもしれないし、これが最後の試合になるかもしれない。分からないな」とコメントしており、引退も匂わせている。
一方のビスピンは元UFCミドル級王者で現在は同級2位のクリス・ワイドマンから挑戦状を叩き付けられており、ワイドマンのホームタウンであるニューヨーク州で初開催される11月12日のUFCの大会で、両者のタイトルマッチが行われる可能性も囁かれている。
果たしてビスピンの希望は叶うのか。ビスピンvsヘンダーソンが実現するなら、45歳になるヘンダーソンがビスピンのリベンジを退け、ベルトを巻く可能性もあるだけに、今後の展開に注目したい。
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