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【東京五輪】空手が五輪に念願の初採用

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2016/08/04(木)UP

2020年 東京五輪に開催都市限定種目として採用になった空手が喜びの会見を行った。

 8月4日午前4時(日本時間)、東京五輪・追加候補5競技(空手、野球・ソフトボール、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミング、サーフィン)の採用が決定し、全日本空手道連盟(全空連)が東京・江東区にある日本空手道会館にて午前10時より記者会見を行った。

 空手の提案内容は8種目(男子組手3階級・女子組手3階級・男子個人形・女子個人形)、参加人数は男子40人、女子40人の計80人、大会日程は2日間、会場は日本武道館に決定。
日本武道館で柔道競技の後に空手競技が行われる。

 ルールはポイント制で先に技を入れると(ダメージを与えるのは反則なので、寸止め、またはコントロールして軽く当てる程度に留める)得点になる。

笹川堯(たかし)全空連会長

 極真空手に見られるフルコンタクトルールでの採用はならなかったが、全日本空手道連盟の笹川堯(たかし)会長は「極真の大会や一本勝負ルール(日本空手協会)などは伝統があるので、そのルールで競い合って頑張れば良い。ただし、安全で怪我のない(ダメージ制ではない)この五輪の統一されたルールを守って出るのなら構わない」とルールを守るのなら流派を問わず受け入れる姿勢を示した。
 全空連とは昨年、極真の2つの団体(極真会館:松井章奎館長、極真連合会:七戸康博理事長)が友好団体として手を結んだ。五輪の空手ルールに合わせた選手育成を念頭に入れる。

 空手は1999年にWKF(世界空手連盟)がIOCに承認されて以降、3度オリンピック種目候補に挙がりながらも採用には至らなかったが、2020東京でようやく承認された。

 ただし、これは開催都市限定種目。東京の次は2024年。開催都市はまだ決定していないがパリが最も有力とされている。

 笹川会長は「パリなら開催都市種目には、間違いなく入れるでしょう。フランスの空手は競技人口が多い。もしかすると日本よりも多いかもしれない。ヨーロッパも空手人口が多いんです。もし(その他の候補地)アメリカになると空手の採用にアメリカにいろいろ協力頂かないといけません」とした。
今後、開催都市限定種目だけではなく正式種目を目指す活動も続けていくという。 

左から喜友名諒、清水希容、植草歩、荒賀龍太郎

 この会見には東京五輪の空手で金メダルが期待される選手も出席。
 男子個人形2014年世界選手権優勝者・喜友名諒(26歳)、女子個人形2014年世界選手権優勝者・清水希容(22歳)、男子組手では2012年&2014年世界選手権・準優勝者の荒賀龍太郎(25歳)、女子組手では昨年の全日本初制覇を果たした植草歩(24歳)が出席。
それぞれ採用決定の喜びと金メダルを目指す決意を述べた。

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