【RIZIN】シウバ「恥ずかしい試合があった」、レスリング世界王者と一触即発
9月25日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』の一夜明け会見が、26日(月)千葉県内にて行われた。
無差別級トーナメントとワンマッチの勝者らが、それぞれ試合の感想や次戦への意気込みを述べる中、ヴァンダレイ・シウバ(40=ブラジル)が吠えた。
マイクを握ったシウバはまず、「昨日の会場は本当に美しかった。そして、今回は大会の模様がテレビで放送された。私たちの格闘技でこれを成し遂げることは簡単でしょうか? どれだけ委員会の皆さんが努力されたか想像出来ますでしょうか?」と、関係者に労いの言葉を贈った。
しかし、ここから様子が変わってきたシウバ。「素晴らしい試合をした選手もいれば、実力を発揮出来なかった選手もいた。むしろ怖がっているように見える選手もいた」と指摘。「残念に思います。本当の力を出し切っていない選手がいたように思います。昨日、恥ずかしいと思った戦いぶりがありました」と、一部の出場選手の戦いぶりに苦言を呈した。
さらに、徐々に顔を赤らめ、身振り手振りを交えながら話すその口調を強めると「心から言いたい。男らしく本気で戦って下さい。それが出来ないのであれば、もう来ないで下さい! 家にいて下さい!」と声を荒げた。
そして最後には「私とミルコが本当の戦いのお手本を見せます」と、12月29日(木)のトーナメント2nd ROUND(準々決勝)で再戦が決まったミルコ・クロコップ(42=クロアチア)との試合を見ろと吠えた。
シウバの苦言が誰に向けられたものかは定かではないが、ミルコもこれに同調。「シウバの言っていることは本当だと思います。12月にはレジェンド同士のしっかりとした試合をお見せしたい」と意気込んだ。
このベテランファイターの発言に不満そうな表情を浮かべた選手が一人。ジャングルファイト・ヘビー級王者ジョアン・アルメイダを初回TKOで下す完勝劇を見せたレスリング世界選手権覇者アミール・アリアックバリ(28=イラン)だ。シウバの発言にコメントを求められると、「私はベルトを獲りにきた。この2選手に限らず誰とでも戦う」と淡々と話したが、コメント後にマイクを投げるように机に置くなど不機嫌な様子が隠せない。
さらに会見後の写真撮影の際には、シウバの隣に立つと邪魔をするように両手を広げ始めた。いったんはやり過ごそうとしたシウバであったが、手をどけるように促しても止めようとしないアリアックバリに対し、何様だと言わんばかりに両手を広げた。両者向き合いになると、アリアックバリは終始不敵な笑みを浮かべながらシウバを見返した。
前日計量の際にも、対戦相手のアルメイダと一触即発となり、スタッフを慌てさせたアリアックバリ。果たしてシウバに対する挑発は今後の火種になるのか。
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