【ボクシング】復帰戦TKO勝ちのモデルボクサー高野「毎月試合やりたい」
10月20日(木)東京・後楽園ホールにて開催された『第376回ガッツファイティング』で、約1年ぶりの復帰戦を6R21秒、TKO勝ちで飾ったOPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美(協栄ジム)。試合前、金平会長から「負ければ引退」を宣告されていたが、見事クリアーした。
高野は「物凄いプレッシャーがあって、自分に負けないことが目標だった。身体が固くてその分、呼吸の乱れがありました。4Rは力が入りすぎて集中力が切れたのもありましたが、スタミナ切れが一気に来た」と、試合を振り返る。
金平会長は「非常に可能性もあるし、いい選手であるのは間違いない。パンチ力はあるし、潜在能力は見られた。KOで終わらせろとずっと言っていて、こういう試合の時に倒せるか倒せないかは大きい」と、課題をクリアした高野に終始ニコニコ。
高野の今後については、「もしかしたらバンタム級の方がベストかもしれない。もう少し絞った方がいい」とスーパーバンタム級から一階級落とすことを提案。高野も「(相手の)パンチが重かった」と言い、階級を下げることが濃厚だ。
また、金平会長の「もっとコンスタントにリングに上がって試合慣れした方がいい。まだ無駄な力が入っている。そこを克服出来たらまだまだ伸びる」との言葉に、高野は「毎月やりたいくらい。余裕を持って試合をやるには慣れしかない。もっとリングに上がりたい」と、毎月でもいいから試合経験を積みたいと語った。そして最後には「引退しないで本当によかったです!」と笑顔を輝かせた。
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