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【K-1】復活に燃える牧平圭太「この試合に懸けている」

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2016/10/22(土)UP

気迫のこもった表情でミット打ちに励む牧平圭太

 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催の『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~』に出場する、元Krush -67kg王者・牧平圭太(HALEO TOP TEAM)が、10月21日(金)都内で公開練習を行った。

 K-1に新設されたウェルター級(-67.5㎏)で、GLORY -65kg SLAM王者・久保優太(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦する牧平。主戦場のKrushでは2014年4月に第3代Krush -67kg級王座を獲得するなど活躍。また、昨年7月のK-1スーパー・ウェルター級(-70kg)初代王座決定トーナメントでは日本人唯一となるベスト4進出を果たしている。

PRIDEで活躍した三崎和雄(右)が見守る中、ランニングを行う牧平(左)

 しかし、そのトーナメント以降、今年1月に迎えた3度目のKrushタイトル防衛戦で渡部太基に敗れて王座から陥落するなど現在3連敗中。今大会には復活を懸けて臨む。

「自分をしっかり作り直すためのトレーニングの一部を見てもらいたい」と話す牧平。この日の公開練習では、ランニングマシンでのランニングとミット打ちを20秒ずつ交互に行うメニューを20分近く連続でこなし、最後は3分間のミット打ちで締めた。練習後には両手両ヒザをついた状態で息を切らすほど力を出し切り、今大会に懸ける強い気持ちをうかがわせた。

「対戦相手が強いおかげで、この2カ月間とことん追い込めています」と牧平。公開練習中には、指導を務めるPRIDEウェルター級グランプリ2006覇者・三崎和雄とKrush-70kgで活躍する山内佑太郎の檄が飛んでいたが、「練習については量を増やして内容も作り直しました。自分に足りないところを先輩やトレーナーに見てもらえたことで、変われていると思います」と手応えを口にする。

 今回対戦する久保については「映像を見れば見るほど穴が無い選手だと思えます」と高く評すが、「今は久保選手を倒すことだけを考えています。ここで勝って変わらないと自分には先が無い。だから、この試合に懸けています」と言葉に熱がこもる。

 また、塚越仁志が渡部を下して新王者に輝いた10月15日のKrush -67kg タイトルマッチに話しが及ぶと、「単に嫉妬しかなかったです。そこに自分がいないということが悔しかったですが、新たなモチベーションにもなりました。自分はKrush -67kgのベルトをもう一度獲りたいという気持ちになりましたし、何より負けて終わるのはダサいと思うので」とベルト奪還に燃えた。

(左から)山内佑太郎、牧平、三崎

 昨年7月以来のK-1のリングで再起戦を迎える牧平。試合に向けて、「K-1出場は昔からの自分の夢であり、憧れの舞台です。自分は不器用で泥臭い選手ですが、そういう選手でも輝けるというところを見せて夢を与えたい」と熱い気持ちを語っている。
 

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