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【K-1】”豪腕”久保が新階級エース宣言「この階級で世界を獲る」

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2016/10/18(火)UP

渾身の左ストレートを叩き込む久保優太

 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催の『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~』に出場する、GLORY -65kg SLAM王者・久保優太(K-1ジム五反田チームキングス)が、10月18日(火)都内で公開練習を行った。

「今日はパンチ力を自慢したかったので」と笑みを浮かべる久保。この日の公開練習では、パンチングミットとドラムミットを使用した2種類のミット打ち、ハンドミットを使用したディフェンス練習を披露。ミット打ちでは気迫のこもった表情で、ストレートやフックを一発一発しっかりと叩き込んだ。

パンチングミットを使用したミット打ち

 それぞれの狙いについて、久保は「パンチングミットはスピード重視、ドラムミットは威力や当て勘を鍛える、最後の(ハンドミット)は見ての通りディフェンスを磨く」と説明する。そして、「パンチ力が増したと思いませんか?」とニヤリ。「(相手の)首の骨が折れちゃうんじゃないかな。心配ですね」と自信満々だ。

ドラムミットを使用したミット打ち

 今大会で、久保はK-1に新設されたウェルター級(-67.5㎏)のファーストマッチとして、元Krush -67kg王者・牧平圭太(HALEO TOP TEAM)と対戦する。3月のK-1スーパー・ライト級(-65kg)日本代表決定トーナメント準決勝で山崎秀晃にKO負けを喫して以来、約9カ月ぶりのK-1のリングとなる。

ハンドミットでディフェンスを磨く久保

 これまで戦ってきたライト級から階級を上げての再起戦となるが、「減量のための練習ではなく、自分を強くするための練習が出来るようになりました」と久保。「65kgまで落とすのは正直きつかったので、ウェルター級の方が自分のベストパフォーマンスが出せると思います」と手応えをつかんでいるようだ。
 
 対戦相手の牧平については「手数が多くて前にどんどん出てきますね」と印象を述べる。牧平戦に向けてパンチ力を磨いたのかと尋ねると、「もちろん、パンチに破壊力があれば今回試合展開も変わってくると思います。でも、僕はもともとこの階級で世界を獲るつもりでいました。やはりパワーのある外国人との対戦を意識していると、自然にパンチ力を上げる方へ辿り着きましたね」と話す。

 明日(10月19日)が29歳の誕生日だという久保。「あと何年、自分が現役で出来るか分からないです。ここで結果を残せるか残せないかで、かなり自分の格闘技人生が変わってくると思います。この階級に僕は懸けています」と言葉に熱がこもる。

 試合に向けて、「自分はこの67.5kg(ウェルター級)でエースだと思っています。今回はそれを証明する試合にするつもりです。あとは来年に開催されるであろう世界トーナメントで優勝するために、今回の試合は絶対に負けられません」と闘志を燃やした。

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