【空手】沖縄空手会館が落成、達人らが演武
2017年3月4日(土)、空手発祥の地・沖縄にて空手の国内外の情報発信拠点として期待される「沖縄空手会館」(沖縄県豊見城市)が落成した。
午前9:30から始まった記念セレモニーでは翁長沖縄県知事をはじめ多数の行政関係者に加え、沖縄県無形文化財保持者の重鎮たちが名を連ねる「沖縄の空手・古武術保存会」のメンバー、沖縄4団体が集う「沖縄伝統空手道振興会」の先生方、日本国内の競技統括団体である「(公財)全日本空手道連盟」の栗原副会長など、多くのVIPが揃い、まさに沖縄空手の殿堂として相応しいスタートとなった。
特別道場(守禮之館)で行われた奉納演武は、沖縄の空手・古武道保存会より上原武信氏、比知屋義夫氏、東恩納盛夫氏、仲本正博氏という沖縄空手の達人たちによる多年の鍛錬による演武が行われた。
また、展示施設内覧ツアーでは空手の歴史や空手の鍛錬具、古武道の武器や資料の展示など多くの資料が並び、武道・格闘家やファンのみならず、初心者向け、一般向けのコンテンツまで来館者に応じた多様な展示内容となっている。
午後から行われた記念式典には国内外の様々な流派会派から1000人を超える空手関係者が参加。競技コート4面分の広さを誇りメインとなる空手道場にて盛大に開催された。
昨年の世界選手権の団体形の部で優勝した、喜友名諒、金城新、上村拓也による団体演武から始まり、続いて沖縄伝統空手振興会を構成する4団体からそれぞれ演武が行われた。
5日(日)から空手道会館は一般公開される。
photo&text N.Matsushita
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