【空手】空手の日に達人集結、指先で板が真っ二つ
1936年10月25日「空手」の名称統一が「空手大家座談会」にて確認されたことを記念し、2005年より沖縄県議会で「空手の日」として制定された10月25日、沖縄最大の大通りである国際通りで記念演武祭が開催された。
この演武祭に沖縄中から空手達人16人が集結。てんぶす那覇前広場に作られた特設会場で熟練の技を披露した。
観客から大きな拍手が湧いたのは、上地流の新城清秀範士9段による試割り。2枚重ねた3cmの板を貫手(指先を伸ばして固め、相手を突く技。長い鍛錬が必要)で見事に割った。
元来、身体のあらゆる部位を徹底的に鍛える上地流。他にも爪先を固め相手を蹴る「足先蹴り」や、手を広げた状態で親指のみ折り込み、親指の第一関節で相手を攻撃する拇指拳など、永年の鍛錬により常人離れした肉体を作り上げる。まさに上地流の真髄を見せる演武に目の肥えた観客もおもわず唸った。
さらに棒やサイ、ヌンチャクなどの沖縄独特の武器術である古武道。その世界王者である伊波光忠教士7段による棒の演武は、硬い赤樫がしなるほどのスピードと技術。まるで生きているかのように自由に空気を引き裂く棒の螺旋が観客を魅了した。
また、映画「黒帯」(2007年公開)で銀幕デビューし、地元沖縄ではオリオンビールのコマーシャルに出演するなど活躍を見せる八木明人教士7段による剛柔流「十八手(セーパイ)」など魅力溢れる演武が並んだ。
photo&text N.Matsushita
【動画】 指先(貫手)で3㎝の板2枚割をする新城9段
配信元:KARATE JORNAL
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