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【K-1】香港ムエタイ王者ダーチェン「香港の選手は下がることを知らない」

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2017/04/20(木)UP

得意の蹴りをミットに打ち込むダーチェン

 4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~』に出場するソン・ダーチェン(中国・香港)の公開練習が、20日(木)都内で行われた。

 トーナメント1回戦で第6代NJKFフライ級王者・久保賢司(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦するダーチェン。香港のムエタイのリングを中心に活躍する21歳のファイターで、これまでに30戦26勝(3KO)4敗の好戦績を収めている。昨年は香港ムエタイチャンピオンシップ争奪戦51kg級チャンピオンにも輝いた。

 この日の公開練習ではミット打ちを披露。一発一発の感触を確かめるようにゆったりとしたペースでパンチと蹴りを打ち込んだ。

 自身の仕上がりについては「ベストコンディションです」と笑顔を見せるダーチェン。「今回のトーナメントに向けて、この1カ月は特に苦しい練習を積んできました。自分のやってきたことを信じているので、良い試合が見せられると思います」と手応えは十分のようだ。

 初戦の相手となる久保は17歳にキックでプロデビューし、2012年にプロボクシングへ転向した経歴を持つ相手。2015年8月に引退したが、今回が復帰戦となる。

 そんな久保との一戦に向けて、「パンチを強化する練習を多くやってきました。特に1回戦で対戦する久保選手はボクシングをやっていたこともあり、パンチが強くて上手いです。あと今回はトーナメントなのでスタミナとフィジカルの強化にも力を入れました」と、やはりパンチ対策に重点的に取り組んできたと明かす。

 しかし、得意なのはパンチよりも蹴りだと言うダーチェン。「特にローキックには自信があります」と話し、さらに「香港の選手は非常にアグレッシブで下がることを知りません。常に前に出て打ち合うのが特長です。皆さんにはそこをぜひ見て欲しいと思います」とファイトスタイルもアピールした。

 トーナメントに向けて、「2月にK-1 WGP初代ライト級王座決定トーナメントを制したウェイ・ルイに続きたいと思います」と闘志を燃やしている。

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