【RISE】世界初防衛戦に臨む“神童”那須川天心「いつも通り1R KOを狙う」
5月20日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE 117』の那須川天心(18=TARGET/TEPPEN GYM)の公開練習が12日、都内にて行われ
「いつも通り、1RからKOを狙いますよ」
と、まだ幼さの残る顔立ちの那須川は、こともなげに、そう答えた。
新団体KNOCK OUTでは、井岡一翔を破った元ボクシング世界王者アムナットをパンチでKOし、タイの現役ルンピニー王者ワンチャローンを後ろ蹴りで一撃KO、RIZINでは総合格闘技にチャレンジして3戦全勝・全試合完全決着勝利という驚くべき強さを見せつけている“神童”だ。
その天心が、キックボクシングの世界王座初防衛戦に挑む。5月20日に後楽園ホールで開催されるRISEでの、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座防衛戦だ。
相手はISKAムエタイ・ヨーロッパ・バンタム級王者&WKAムエタイ世界バンタム級王者“アベンジャー” ライアン・シェーハン。UFC同時二階級制覇を達成したコナー・マクレガーと同じ、アイルランドの強豪である。
戦績は20勝(7KO)4敗1分。昨年5月に初来日し、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗と対戦してドロー。ヒジ打ち、ヒザ蹴りで志朗を苦しめた。同年10月には新日本キックのHIROYUKIと対戦し、勝利を収めている。
このヨーロッパ軽量級のトップ選手を挑戦者に迎える那須川は「(シェーハンの試合映像は)いろいろ見たし、会場でも1度試合を見ました。志朗選手がシェーハンにヒジで切られて、ドローになった試合です」
(志朗vsシェーハンの試合レポート:https://efight.jp/result-20160515_238318)
「シェーハンは固い選手だと思いますね。一発一発が強くて、骨が固い感じ。当たった時が、固い。攻撃が荒くて、固い選手」と挑戦者シェーハンの強さを認める。
「外国人は生まれつき骨が固い選手が多いと思います。いいですよね、生まれつき。でも僕は、それより、すごい高く飛びたいんです」
自分の全身のバネの強さを意識した発言だ。
「骨の固さに関しては、僕は少し甘いかなと思いますけどね。試合終ったあと、少し痛かったりすることもあるんで(苦笑)。タイ人とか、骨めがけて打ってくるんで」
しかし、決して弱気ではない。
「日本人2人がやられてますが、僕は普通の日本人じゃないんで」
世界王者としての自信を見せる。
ホームであるRISEでの試合は、昨年9月以来だ。
「ひさびさなんで、強くなって帰ってきたというのをファンの皆さんに見せたいです」
RISEのみならず、KNOCK OUT、RIZINでの活躍に、那須川は、
「すごい、濃いです」と言う。
「普通の人じゃ、できない経験をさせてもらってます。今回の試合は、そういう経験を活かして戦いたいですね」
KNOCK OUTやRIZINの試合が地上波TVで放送されたことによって、那須川への注目も、コアな格闘技ファンだけでなく、一般層にも広まった。
「ファンの人からは『絶対勝ってね』じゃなくて、『絶対倒してね』って言われます。でも僕は、それ、全然プレッシャーじゃないんで。そう言ってもらった方が、エネルギーがもらえますね」
周囲の期待をエネルギーに変える大物ぶりだ。
「KNOCK OUTやRIZINで入場の時も、お客さんの声援や注目がすごくて、期待を肌にビンビン感じました。『ああ、すごいな』と」
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