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【新日本キック】志朗、ISKA欧州王者シェーハンのヒジ・ヒザに苦戦

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2016/05/15(日)UP

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新日本キックボクシング協会/治政館
「WINNERS2016 2nd」
2016年5月15日(日)東京・後楽園ホール

シェーハン(右)のヒジでカットされ、巻き返しを狙う志朗(左)

▼第13試合 メインイベント 特別試合 日本vsアイルランド国際戦 55kg契約 3分3R
△志朗(治政館/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
ドロー 判定1-0 ※29-29、30-29、29-29
△“アベンジャー”ライアン・シェーハン(アイルランド/ISKAムエタイ・ヨーロッパ・バンタム級王者)

 今年1月にISKA世界王座を獲得した志朗が、ISKAムエタイヨーロッパ王者シェーハンと激突した。シェーハンは21戦17勝(6KO)4敗の戦績を持つ18歳。ISKA本部が「ヨーロッパのムエタイ55kg級戦線では最強」と自信を持って送り込んでくる選手だという。

 1Rから志朗は右ローをこつこつ当て、ボディストレートから顔面にフックを見舞い、攻撃を散らしていく。シェーハンは組んでのヒザを多用し志朗の攻撃を寸断する。

 2R、蹴りを上下に当てながら圧力をかけるシェーハンは組んでのヒザ。志朗は荒削りながら大振りのパンチを出すと、シェーハンはヒジでのカットに成功。

 流血し左目を腫らしながらも志朗は3R、右ロー、左ミドル、ボディストレートと攻撃の手を休めないが、シェーハンも下がることなく前に出て組んでのヒザ、離れ際にヒジを狙う。一進一退の攻防はドローに終わった。


飛びヒザでKO勝ちした瀧澤(右)

▼第12試合 メインイベント 日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R
○瀧澤博人(ビクトリー/日本バンタム級王者)
KO 2R2分45秒 ※飛びヒザ蹴り
●勝岡 健(伊原道場稲城支部/同級1位/挑戦者)
※瀧澤が2度目の防衛に成功

 昨年8月に初防衛に成功した瀧澤が2度目の防衛戦。挑戦者の勝岡は2004年デビューのベテランファイター。3月にHIROYUKIとの次期挑戦者決定戦を制し、初の王座挑戦となった。

 1Rから瀧澤が伸びのある左ジャブ、前蹴りをヒットさせ主導権を握る展開に。勝岡は右ローをこつこつ当て瀧澤の左太ももは次第に赤く染まる。

 2R、手数の落ちない瀧澤は飛びヒザで勝岡をぐらつかせる。耐える勝岡は右ローで反撃に出るが、瀧澤は再び飛びヒザをクリーンヒットさせKO勝ち。マイクを握った瀧澤は、日本人が誰も獲得していないルンピニーの王座を狙っていくことを宣言した。

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