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【ボクシング】井上尚弥、イノウエ空港の追い風受けV5で世界進出へ

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2017/05/19(金)UP

5度目の防衛戦に臨む井上(左)と挑戦者・ロドリゲス(右)

 5月21日(日)東京・有明コロシアムで開催される『ボクシングフェス2017 井上尚弥・八重樫東ダブル世界戦』の調印式&記者会見が、19日(金)に都内で行われた。

 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで、王者・井上尚弥(大橋ジム)がWBO同級2位リカルド・ロドリゲス(アメリカ)の挑戦を受け5度目の防衛戦に臨む。

 世界的にも評価の高い王者として風格を漂わせる井上は、「仕上がりもいつも通り順調に来ていて、あとはゆっくり休んで体調を整えるだけです」と落ち着いた態度でコメント。秋には大舞台となるアメリカでの試合が噂されるが、「まずは日曜日の試合をしっかりこなすだけなんですけど、その後に会長から言われているように、大きな舞台でという話もあるのでそこも頭に入れつついい試合をしたいと思います」と浮ついたところを見せず、目前の試合に集中するとした。

 一方、挑戦者となるロドリゲスはサングラス姿で会見に臨み、その表情をうかがわせない。「体調はパーフェクトです。もう試合ができる状態にあります。キャンプは大変成功に終わりました。グレートなチャンピオンと戦えるのを大変嬉しく思います。準備万端という以上の状態で臨んでいます」と、井上を前にしても自信に揺らぎを見せず、「私は必ず世界チャンピオンになります」と強い言葉で意気込みを締めくくった。

 井上が所属する大橋ジムの大橋秀行会長は「何より今、ホノルル空港がイノウエ空港に変わって風が吹いていますので、この勢いに乗って“世界の井上”にしたいと思います」と話し井上自身をも笑わせたが、会見の後では「パンチの破壊力が話題になっていますが、サウスポーにチェンジしての右アッパーや左ストレートだったり、そういったテクニックの進化に注目してほしい。過去にこんなに変幻自在なチャンピオンはいなかった」と語り、井上のV5防衛ならびに大舞台進出に期待を寄せた。

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