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【ボクシング】井上が不調でもKO勝ち、ロマゴンとのスーパーファイト実現へ

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2016/09/04(日)UP

 

本調子ではなかった井上(右)だが、最後は必殺の右ストレートでタフな挑戦者にKO勝ち

大橋プロモーション
「ボクシングフェス9・4~井上尚弥、世界タイトルV3戦~」
2016年9月4日(日)神奈川・スカイアリーナ座間

▼WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ 3分12R
○井上尚弥(大橋ジム/王者)
KO 10R 3分03秒 ※右ストレート
●ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ/挑戦者)
※井上が3度目の防衛に成功。

 井上3度目の防衛戦の相手は、3年間負けなしで16連勝中のテクニシャンであるペッチバンボーン。2014年9月に、井上がWBC世界ライトフライ級王座の初防衛戦でTKOに下したサマートレックと同門の選手である。

 1R、井上が左ジャブを突いて左右ボディブローにつなぐ。ペッチバンボーンもボディからフックにつなぐが、井上の左ボディが鋭く決まった。

 2Rもジャブを突く井上が、前に出てきたペッチバンボーンに右アッパーを突き上げる。ペッチバンボーンも左右ボディを打ちながら左右フック。

 3R、井上の右ストレートにペッチバンボーンが左右フックを返しての打ち合いが見られる。ペッチバンボーンのパンチをかわしてボディブローを叩き込む井上。

 4R、ジャブの突き合いとお互いにボディを狙う。井上は軽快なフットワークからスピードあるパンチを出す。サウスポーへのスイッチも見せる井上。前に出てくるペッチバンボーンにジャブを見舞っていく。

 5R、ペッチバンボーンが左右フック&ボディブローで前に出ると、井上はローブローをアピールするがレフェリーは認めず。ペッチバンボーンは前に出続け、強烈な左ボディブロー。

 6Rもやはり前に出るペッチバンボーンが井上をコーナーに追い詰めて左右ボディを連打する。右フックを叩き付けるペッチバンボーンに井上は左ボディブローと右ストレート、右フックをヒット。

 7Rも頭と頭がくっつくような至近距離でボディを打ち合う両者。井上はジャブから右ストレートを的確に当てる。井上は右拳を痛めたか、ジャブ中心の戦いが続く。

 8R、ガードを下げた井上にペッチバンボーンがフックを見舞う。ジャブを的確に当てる井上は、至近距離での打ち合いでは左フック、右ストレートをヒットさせる。

 9Rもジャブを突き続ける井上。軽快なフットワークとジャブでペッチバンボーンを翻弄する。

 10R、左右フックを叩き付け、アッパーも繰り出すペッチバンボーンに井上は左右ボディ、ワンツーを見舞う。至近距離でのフックの打ち合い。前に出てくる挑戦者へ井上が連打を見舞うが、ペッチバンボーンは打ち合いを挑む。しかし、この打ち合いで井上の右が何度もヒット、グラつくペッチバンボーンに必殺の右ストレートがさく裂。

 ダウンするペッチバンボーン。レフェリーはKOを宣言。タフな挑戦者をついにマットへ沈めた。

 勝利者インタビューを受けた井上は、「家に帰ったらこれはお説教ですね。また精進してやっていかないといけない。(不調は)言い訳にならないのでこれが今日の僕の実力です。すいませんでした。最後は意地で出ましたが、それまでが全然ダメ。どんどん練習するのみです。これから全員で盛り上げてみんなで強くなっていければと思います」と、KO勝利にも反省しきり。

 大橋秀行会長は、「尚弥は本調子ではなくて苦しい状況だった。無敗のローマン・ゴンサレス(通称ロマゴン=WBC世界スーパーフライ級王者)の試合が9月10日に行われるので尚弥を連れて視察に行きます。そこで戦う交渉に入ります」と、スーパーファイトの実現へ動くことを明かした。

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