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【レベルス】“空飛ぶムエタイ”を梅野はパンチで撃墜予告

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2017/11/16(木)UP

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首相撲を得意とするインディトーンをパンチで攻略すると語った梅野

 11月24日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.53』で、ルンピニースタジアム認定ライト級9位インディートーン・ポー.ピナブハット(タイ)と対戦する、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者&元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野源治(PHOENIX)のコメントが主催者を通じて届いた。

 4月の『KNOCK OUT』でのロートレック戦、5月のラジャダムナンスタジアムでのライト級王座初防衛戦でプロ初の2連敗を喫し、体がボロボロになったという梅野。

9月、日本人相手に連勝していたスアレック(右)を撃破した

「腕が折れて、鼻が折れて、鼓膜は破れて、目を傷めてモノが二重に見える。強豪ロートレックと戦って評価を落としてしまい、ラジャではみんなで獲ったベルトも失った。僕が格闘技を始めた時の夢は『世界で一番強い男になること』なのに、5月の試合から1カ月経っても、トレーナーの構えるミットに当てられなかったんです。

 このままだと自分で自分の夢をおとしめてしまうことになると思って、加藤会長に『一番強い自分になれず、最初の目標からズレてしまうなら辞めます』と伝えました」と、一時は引退も考えた。

 しかし、周囲の慰留で「ここで諦めるわけにはいかない。みんなと一緒にもう1回頑張ってみよう」と思い直し、迎えた9月の“超攻撃型ムエタイ”スアレック戦。再起を懸けたこの一戦で、梅野は満員の観客を魅了した上で勝利を収めた。

ルンピニースタジアム認定ライト級9位インディートーン

 その梅野に今回用意された相手は現役のルンピニーランカー。勝ってランキング入りを果たせば、まだ日本人が誰も手にしたことがないルンピニー王座挑戦も見えてくる。インディートーンは筋骨隆々の肉体を持ち、試合ではタイ人には珍しく飛びヒザ蹴りを多用。

 相手にミドルキックをキャッチされると飛び上がっての蹴りも見せたり、バックスピンエルボーを繰り出すなど派手な技も。パンチとミドルで前へ出て首相撲では相手を豪快に転倒させるなどアグレッシブな選手のようだ。

「インディトーンの特徴は、とにかく体が強くて、見た目はゴツくて、ライト~スーパーライト級でよくやっていますが、彼がKO負けをしたところを僕は1度も見たことがないんですよ。今、タイで(最近の試合が)11戦無敗9KOのクラップダムという選手が話題になっているんですけど、そのクラップダムともインディトーンはやっていて、判定で負けましたけどKOされてない。とにかく打たれ強いです。ローやミドルを喰らってもよろめかない、パンチも嫌がらない。組んできて、ロックする力が強く、主にミドルキックと首相撲で戦う選手です」と梅野は評する。

 その相手に対し、「もちろん、組んだ展開で負けないようにはしますけど、相手の得意なところで勝負する必要はないですからね。今回のインディトーンのような首相撲の選手には、組み際にパンチを打っていきます。その方が勝ちやすいですから。

 ムエタイにはセオリーがあって、これがテクニックを駆使する選手であれば、僕はどんどん前に出て、組んでいって、相手の体力を削っていきます。僕は今回、パンチを多めに使いますが、インディトーンの出方次第でミドルキックは、ローは、ヒジは、首相撲は、と使う技の比重を変えて対応します」と攻略するつもりだ。

 そして最後に、「スアレック戦を経て『いける』という確信が僕にはあります。簡単なことをやっているわけじゃないので、苦悩も挫折もありますし、ダサいところを見せてしまうかもしれないですけど、僕は世界で一番高いところを目指して、絶対に夢を掴んで『応援してくれたみんなのおかげで獲れました』と言いたいです。今回はそのための第一歩。絶対に勝利をつかんで、世界初の『WBC、ラジャ、ルンピニー王者』へ前進します。みなさん、ぜひ会場に足を運んで、応援をよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。


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