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【パンクラス】再スタート切るISAO「しっかり攻め切って勝つ」

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2017/11/28(火)UP

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移籍先のNEVER QUITの安藤晃司代表(右)と息の合ったミット打ちを披露したISAO(左)

 12月10日(日)東京・ディファ有明にて開催される『PANCRASE 292』で、粕谷優介(27=総合格闘技道場CROWN)と対戦する元パンクラス・ライト級王者ISAO(29=NEVER QUIT) の公開練習が11月27日(月)都内にて行われた。

 ISAOはリズミカルなパンチのみのミット打ちを披露し、「しっかり集中して順調に仕上げています」とコメント。9月に坂口道場一族からNEVER QUITにジムを移籍したが、「若い子もいてみんなで練習して、僕も教えることによって自分自身を見直せる機会もあるので、刺激的な練習環境になっています」と新天地での練習は順調のようだ。

 8月の前戦では当初パンクラス・フェザー級タイトルに挑戦する予定だったが、王者ナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)が負傷欠場。代わって元PXCバンタム級王者カイル・アグオン(アメリカ)と対戦するも判定2-1でまさかの敗北を喫してしまった。

「本当はタイトルマッチが決まっていたけれど相手が変わって、その相手に負けてしまったので仕方がない。やり直しって感じです」と結果は受け止めて再スタートを切る。粕谷については「UFCにも出ていた選手で外国人との対戦も豊富なので、やりがいはあると思います」と相手にとって不足はない。

「寝技の極め力があるし、やられそうになっても最後に極められる逆転がある選手なので気が抜けない」と粕谷の寝技の強さを認めつつ、「きっちり勝たないと次に進めないし、向こうも前回負けているのでお互いに負けられない状況。しっかり結果を出して内容もしっかり一本かKOで決めきりたい。最悪判定でも勝つ」と必勝を誓う。

 今回の試合は「リスタートになる一戦」として捉え、「絶対に納得のいく勝ち方で守りに入らないのが一番。自分のスタイルでしっかり攻め切って悔いのないように勝ちに行く」と意気込む。

 2008年からパンクラスに参戦し、2012年にはライト級王者となってエースに君臨。アメリカの団体『Bellator』などに参戦して昨年12月にパンクラス復帰を果たした。ベテランの域に達してきたISAOだが「いろいろな経験を積んだがまだまだ上を目指せる。ハッキリ言って下の選手には負けていられない。自分が輝き続けたいという気があるので勝ちに行きたい気持ちです」と、向上心にあふれている。

 10月29日に29歳を迎え、20代最後の1年となる。「高校を卒業してから格闘技を始めて、時が経つのは早いって感じです。その分、経験も積んだし考えることも多くなった。その経験を上手く生かして今後もやり続けたい」と話し、「自分の試合のほとんどはディファ有明でやってきたので思い入れのある会場です。最後の試合で感謝の気持ちを込めて戦って、勝ってありがとうと言いたいです」と2018年に閉鎖が決まっているディファでの最後の試合を勝利で締めくくりたいと語った。

 また、ISAOが9月に移籍したNEVER QUITの安藤晃司代表は「ISAO選手の良さはアグレッシブで常にフィニッシュを狙って行くところ。そこに僕の考えるMMA(総合格闘技)の要素もアジャストしてもらって、さらに強さを完成させたISAO選手を見せられたらと思っています」と、ニューISAOを見せたいとコメントした。


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