【VTJ】ISAOが1年ぶりの復活勝利、修斗世界王者との激闘制す
VTJ実行委員会
「VTJ 8th」
2016年09月19日 (月)千葉・舞浜アンフィシアター
▼メインイベント第7試合 145ポンド(65.8kg)契約 5分5R
○ISAO(坂口道場一族/第5代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
判定2-1 ※48-47、47-49、48-47
●斎藤 裕(パラエストラ小岩/第10代修斗世界ライト級王者)
元パンクラス・ライト級王者ISAOは2度目のVTJ参戦。昨年10月と今年6月にアメリカMMA(総合格闘技)団体『Bellator』で2試合を戦うも、一本負けとKO負けで2連敗という結果に。今回、復活を懸けてリングに上がる。対する斎藤は現役の修斗世界ライト級王者。プロデビューから修斗一筋で戦い続け、今年1月に同王座を獲得。現在6連勝中と好調を維持する。
1R、いきなり斎藤の右ローが、サウスポーのISAOの金的にヒット。中断からの再開後、斎藤は足を使いながら右を放つ。さらにシングルでテイクダウンを狙うが、ケージ際でISAOが体勢を入れ替える。ブレイク後、斎藤が右のロングフックを当てるも、ISAOは組みついてケージ際でテイクダウン、パスガードから右ヒジを落とす。ガードに戻した斎藤が、ISAOの首を抱えて立ち上がったところでラウンドが終了。
2R、左目が腫れているISAOに対し、反時計回りで足を使う斎藤。ISAOが前に出てくると、下がりながら右ストレートと左フックを当てる。ISAOはそれでもシングルでケージに押し込み、テイクダウン。斎藤は立ち上がり、反対にテイクダウンに成功。ISAOが下から腕十字を狙うも、腕を抜いた斎藤が鉄槌の連打を浴びせる。両者立ち上がり、ケージ際での組みの攻防が続く中、ISAOの投げを斎藤が堪える。
3R、距離を詰めて右フックを打つ斎藤。ISAOが中に入ってくると左を合わせる。ISAOが組みつきケージに押し込むも、堪える斎藤。離れてはパンチの打ち合い、組んではケージ際でテイクダウンを堪え合うという展開が続く。中盤から斎藤が両差しで組む場面が増え、さらに右ストレートがヒット。ISAOは右目も腫れる。終盤にはお互いに投げを打ち合い、テイクダウンを狙う攻防でラウンドを終えた。
4R、互いに探り合いのローからスタート。斎藤が打撃の距離を作ると、ISAOは組みつきケージ際でテイクダウン。左右のヒジを落としていくISAOを、斎藤は足で突き放す。立ち上がった斎藤は、組んできたISAOを反対にテイクダウンし、バックを狙う。ここからテイクダウンの攻防が続くが、倒したのは斎藤。パスし、上四方の体勢まで持ち込む。最後は立ち上がったISAOの投げを防いでラウンド終了。
最終R、ISAOのパンチをかわし、斎藤が右ストレートを伸ばす。回る斎藤に対し、距離を詰めるISAO。ここで斎藤が距離を詰めると、ISAOがカウンターのテイクダウンに成功する。ケージ際でヒジとパウンドを落としていくISAOは、さらに斎藤の両脇を指してパスを狙う。さらに斎藤が立ち上がったところでギロチンを仕掛けるも、頭を抜いた斎藤がパウンドとヒジの連打、バックから腕十字を狙って試合を終えた。
判定はジャッジ1人が斎藤を支持したが、残りの2人はISAOの勝利に。ISAOのテイクダウンとヒジの印象が上回った結果となった。試合後、マイクを握ったISAOは「日本での試合も1年ぶりで、勝利するのも1年ぶりなのですごく気持ちがいいし、本当に嬉しい。でも、斎藤選手が強くて思うようにさせてもらえなかったです。生意気なこと言いますが、ここはまだまだ通過点です。アメリカでリベンジしたいので、一本かKOできっちり決められるように頑張ります」とアメリカ再出撃を目指すと宣言した。
●次ページ:修斗世界王者リオン武が約1年4カ月ぶりの試合出場
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