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【RIZIN】矢地祐介のプロ意識「ぶっちゃけ勝ち負けより会場を沸かしたい」

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2018/04/30(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ヌネスとは打撃戦をすると宣言した矢地

 5月6日(日)マリンメッセ福岡にて開催の『RIZIN.10』で、ディエゴ・ヌネス(35=ブラジル/EVOLUCAO THAI BRAZIL)と対戦する、矢地祐介(27=KRAZY BEE)が、4月30日(月)都内の所属ジムにて公開練習を行った。
 
 2分間のミット打ちで軽快な動きを見せ好調さを感じさせた矢地は「絶好調です。ケガも無くバッチリ調整できました。今の(ミット打ち)は公開練習用の抑え目モードだったので、(試合は)あと5倍は速いです」と、笑顔で話す。
 
 今回、対戦するヌネスは2004年にプロデビューすると11連続一本・KO勝ちを収め、4年間無敗、13連勝という快進撃。その後、WEC、2011年からは約2年間UFCで活躍した世界レベルの強豪だ。2014年にはスウェーデンの『Superior Challenge』で、日本でも活躍したヨアキム・ハンセンにKO勝ちしベルトを巻く。昨年はヨーロッパで全試合一本・KOの3連勝を飾っている。
 
 矢地は、そのヌネスについて「参考になる映像があまり無くて過去のUFC時代と、ここ2~3年の映像を見ました。昔はイケイケガンガンで良い選手だと思ったのですが、最近はイメージが結構違って、構えとかも違うように見えた。
 
(現在の戦い方は)どうなんだろうと思いますが、あの選手が一番ピークだった時の映像を頭に入れておけば大丈夫。それより上回る事は、まず無いと思うので(ヌネスの)全盛期をインプットして練習しました。

 世界のメジャー団体を渡り歩いてきて、ちょっと昔ですがそれなりに結果を残している。ちょっと昔だから大丈夫と考えちゃうと面食らっちゃうと思うので、相手は凄く強いんだぞ、と考えて心の準備をしてきました」と話し、古豪ヌネスに全く油断していない。

昨年末のRIZINで、憧れの存在だった五味隆典(上)に三角絞めで一本勝ちした矢地(下)

 また、ヌネスは事前のコメントで「サムライの戦いを見せる」とメッセージを送るなど、この試合には高いモチベーションで臨んで来ると予想される。これには「日本のリングは(ヴァンダレイ・)シウバ選手とかが活躍したから、ブラジルの選手とかは特別な想いがあると思う。(相手の)モチベーションは高いと思いますが、そこに飲まれないだけの覚悟を持って向かい合います。
 
(自分自身のモチベーションは?)やっぱり、vs世界を今年は掲げていて、自分の実力は世界で見ると、どんなもんなんだ、というところに興味があります。今回の選手は世界の標準レベルと思っているので、その選手とやってどうなるんだ、という事がモチベーションになってます。今の自分の立ち位置を知る事が出来るのがすごく楽しみです」と、矢地も今年の自らのテーマである「vs世界」に沿った試合が出来る事に、モチベーションを感じている。
 
 思い描く試合展開について聞かれると「やっぱり、お客さんは殴り合い、倒し合いが観たいと思うのでアクションの大きい試合にしたいです。打撃中心でいきます。勿論、勝つためにやりますが、ぶっちゃけ勝ち負けより会場を沸かしたい。
 
 ファイターなんてお客さんあっての商売、競技なので、お客さんに喜んでもらいたい。自分だけの試合だったら、そこら辺の路上とか地下格闘技でやれば良い。なんでテレビで流してもらったり大きい会場で出来るかと言ったら、お客さんが観に来てくれるからなので。お客様ファーストで考えると、やっぱり殴り合って面白い試合がしたいです。その上で勝ちます」と答え、”ファイター”という職業、競技について自らの信念を語った。
 
 最後に、今大会では9試合目にラインアップされているこのカードだが、メインでイアン・マッコール(33=アメリカ)と対戦する堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム)、セミファイナルで中村優作(31=チーム・アルファメール・ジャパン)と対戦する那須川天心(19=TARGET/Cygames)から、主役の座を奪い取りたいか、と質問されると「一番面白い試合をしたいっていうのはありますけど、俺だけ頑張ってもRIZINとか格闘技界は盛り上がっていかないので、仲間だと思ってみんなで『RIZIN.10』を盛り上げたいです」とコメントし、RIZIN愛、格闘技愛を感じさせた。
 

 

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