【RIZIN】五味と矢地が大激闘、最後は矢地が一本勝ち
RIZIN FF事務局
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 男子バンタム級トーナメント&女子トーナメント2nd ROUND/Final ROUND-」
2017年12月31日 (日)さいたまスーパーアリーナ
▼第7試合 RIZIN MMA特別ルール 72.0㎏契約 5分3R
〇矢地祐介(KRAZY BEE)
一本 1R 2分36秒 ※三角絞め
●五味隆典(東林間ラスカルジム)
五味は9月のUFCでのキム・ドンヒョン戦で1RでTKO負けを喫し、今回が再起戦。日本のリングでの戦いは2009年10月のVALE TUDO JAPAN戦以来、約8年ぶりとなる。その相手はRIZINで3連続KO勝ちと大活躍中の矢地。このカードは矢地がSNSを通じて五味に大みそかでの対戦を呼び掛けて、ようやく実現したもの。
かつてPRIDEのエースとして君臨した39歳の五味と、RIZINで3連続KOと勢いに乗る新世代の27歳・矢地か。
1Rが始まると同時に矢地が飛び蹴りの奇襲。続けて首相撲からのヒザ蹴りでラッシュ。五味もフックで反撃するが、矢地のパンチをもらってグラつく。
しかし、五味の右フックがヒットし、首相撲に来た矢地へ五味が顔面とボディへ怒涛のラッシュ。そのままねじ伏せてパウンドの連打。矢地は下から腕十字を仕掛ける。五味はさらにパウンドのラッシュ。場内に「五味」コールが響き渡る。
五味がパウンドを打ち、矢地は下からの三角絞めを狙う。持ち上げて脱出しようとする五味だが、矢地の絞めはタイトだ。耐えた五味だったが、ついにタップ(ギブアップの意思表示で相手の身体を叩く)。矢地が激闘にピリオドを打った。
正座して礼を述べる矢地に、五味は「負けたよ」と言い、矢地の手を高々と上げて勝利を称えた。
矢地は「どうも、やっち君です。思い切り(パンチを)もらっちゃってフワフワしています。でも憧れの五味選手と戦えて本当に嬉しく思います。僕の小さい頃からの憧れだったので一緒に戦えて健闘を称えてもらって泣いちゃいそうです。やっぱり(五味は)ガキの頃からスーパースターでいつまでも憧れの存在。全然超えたとは思っていないので、五味選手の背中を追って超えられるように頑張ります。やっぱり大みそかは、判定じゃダメだよ、一本じゃなきゃ。これからもいろいろなヤツをぶっ飛ばして世界のトップに立てるように頑張ります」と勝利者インタビューに答える。
その矢地に「頑張れよ」と声をかけた五味は「矢地君だからこそ(自分の)パンチが効いたと思います(笑)。いや、いい試合が出来ました。悔しいですね。もうちょいだと思ったんですが…はい、分かりました、来年もやります。今日飲み過ぎないように気を付けます。矢地君、これからRIZINと日本の格闘技がUFCに負けないように引っ張っていってください。俺も日本の格闘技のためにやれることをやっていきます」と現役続行をアピール。
最後は両者笑顔でお互いを称え合った。
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