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【ONE】長谷川賢の初参戦が決定、完全アウェーの地で二階級制覇の英雄に挑む

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2018/05/24(木)UP

長谷川賢(左)がONE初参戦で、いきなり二階級覇者エヌサン(右)の王座に挑戦する

 5月23日(水・現地時間)シンガポールを本拠地にアジア最大規模の活動を展開している総合格闘技団体『ONE Championship』(通称ONE)は、日本から中重量級屈指の実力者・長谷川賢(31=フリー)が初参戦することを発表した。

 注目のデビュー戦はタイトルマッチに決定。6月29日(金・同)ミャンマー・ヤンゴンのトゥウンナ・インドア・スタジアムにて開催される『ONE:SPIRIT OF A WARRIOR』で、長谷川はアウンラ・エヌサン(33=ミャンマー)が保持するONEミドル級王座に挑戦する。

体重100kg超のDEEPメガトン級で戦っていた時の長谷川(右)

 長谷川は2010年11月にプロデビューし、2013年2月には無敗のまま主戦場の『DEEP』でメガトン級(無差別級)王座に就いた実績を持つ。同王座は2度の防衛に成功し、2015年10月に自ら返上。世界で戦うことを見据えて階級転向を決断し、以降はミドル級とウェルター級で試合に出場してきた。

 昨年7月にはDEEPウェルター級王座決定トーナメントの決勝戦で住村竜市朗に敗れて王座獲得を逃したが、今年2月にミドル級で迎えた再起戦で林源平に一本勝ち。戦績を16勝2敗1分(KO・TKO勝ちが6回、一本勝ちが4回)とし、いよいよアジアの大舞台へ、いきなりのタイトルマッチでの初参戦を果たすことになった。

腕十字を仕掛けるエヌサン(下)。ONEでは無差別級マッチも経験しており、ヘビー級ファイター相手に一本勝ちを収めている

 その長谷川を迎え撃つエヌサンは、ONEでミドル級とライトヘビー級の二階級王座に君臨し、母国ミャンマーでは英雄的な扱いを受けている強豪だ。プロデビューは2005年5月にアメリカで迎え、『KOTC(King of the Cage)』や『ROC(Ring of Combat)』といった老舗団体でも試合を経験してきた。

 ONEには2014年6月から参戦し、昨年6月のミドル級タイトルマッチで当時9戦全勝の戦績を誇ったヴィタリー・ビグダッシュ(ロシア)を破り、悲願の王座獲得を達成。さらに今年2月にはライトヘビー級王座決定戦でアレッシャンドリ・マシャド(ブラジル)を下し、二階級制覇を達成した。戦績は22勝10敗1無効試合(KO・TKO勝ちが8回、一本勝ちが12回)。今回がミドル級王座の初防衛戦となる。

アジア最高峰でのベルト奪取が期待される長谷川。この勝利の雄叫びを敵地で上げることができるか

 母国の観衆から大声援を受けることになる王者エヌサンに対し、完全アウェーの状況が予想される長谷川だが、このビッグチャンスをものにすることができるか。大一番に向けて、長谷川は「試合決まりました! 急遽ですがしっかり倒してきます」と、自身のSNSに力強い意気込みを綴っている。

<決定対戦カード>
▼ONEミドル級タイトルマッチ 5分5R
アウンラ・エヌサン(ミャンマー/ONEミドル級&ライトヘビー級王者)
vs
長谷川賢(フリー/元DEEPメガトン級王者/挑戦者)

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