【RISE】那須川天心にロッタンが要求「逃げてばかりではなく向き合った戦いをしよう」
6月17日(日)千葉・幕張メッセ・イベントホールにて開催されるキックボクシングイベント『RISE 125』で、那須川天心(19=TARGET/Cygames)とRISE世界フェザー級(-57.15kg)王座の初代王者決定戦を争うことが決まっている、ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級1位ロッタン・ジットムアンノン(21=タイ)のコメントが主催者を通じて届いた。
神童・那須川が「過去一番強い相手。試合後、どうなっていても構わない」と言い、これまでで最強の相手だと目されているロッタン。
2月に行われた『KNOCK OUT』で那須川と対戦し、那須川自身も、その時点で“キャリア史上最強の敵”と認めたムエタイの強豪中の強豪スアキム・シットソートーテーウ(タイ)とロッタンは3月28日にタイで対戦し、那須川でさえダウンを奪えなかったスアキムからロッタンが2R終了間際に右フックでダウンを奪い、3Rにもボディブローと右フックでスアキムをKO寸前まで追い込んでの判定勝ち。強豪ひしめくムエタイ軽量級の中で上には上がいることを証明した。
さらに5月、那須川戦を控えているロッタンはタイ・ラジャダムナンスタジアムにて開催されたビッグマッチで、”日本ムエタイ界の至宝”梅野源治に完勝しているロートレック・ジャオタライトーン(タイ)と対戦。ファイタータイプ同士の試合とあって、3Rからお互いにパンチを当て合う展開となったが、5R目にはロッタンが勝利を確信したのに対し、ロートレックは諦めの表情となり、ロッタンが大物対決を制した。
まさに本物中の本物であり、タイの切り札として日本に乗り込んでくるロッタンは、那須川について「ワンチャローン(・PKセンチャイジム)戦とスアキム戦の2試合を観ましたが、とてつもなくスピードが速い選手だと思いました」と評し、やはり那須川のスピードが印象的だという。
対策は「スピードが速い選手は次にどこに動くかを見極めることが重要。その見極めに関していえば自信があります。(過去、那須川並のスピードを持った選手と対戦した事がある?)あります」と話し、那須川の攻防一体のディフェンスやフェイントに対しては「そのへんはリング上で戦いながら考えていくしかないですね。1Rで失敗したとしても、次の第2Rでは失敗しないように、ひとつずつ修正していくことが大切だと思う」と冷静に語り、勝利への自信が伺い知れる。
また、今回はムエタイルール(首相撲・ヒジ打ち有り)ではなく、スピーディーな攻防が求められるRISEルール(首相撲を含むつかみからの攻撃は1回のみ・ヒジ打ち無し)だという事に関しては「問題ありません。最近はタイでもヒジが禁止のルールがあるので。現在はRISEルールに対応できるような練習をやっています」と、いつもと違うルールへの対策も万全の様子。
最後に、キックボクシング戦績25戦全勝で日本を代表するキックボクサー那須川と対戦する意味を踏まえて、「今回はタイの国技ムエタイの戦士として、誇りを懸けて戦いたい。僕は天心に勝ち、RISE世界チャンピオンベルトを持って、タイに戻ることを誓います」と意気込んだロッタンだったが、続けて「あっ、ひとつだけ天心に『逃げてばかりではなく、ちゃんと私と向き合った戦いをしよう』と伝えてもらえますか。よろしくお願いします」と言い放った。
タイでは相手の攻撃が当たらない距離を取り続けることをよしとしない傾向があり、フットワークを使う那須川へ痛烈なメッセージを送った。
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