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【Krush】島野浩太朗、王者・郷州を「倒して壊して勝つ」

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2018/06/13(水)UP

MAに続く二つ目の王座を狙って島野が発進

 6月30日(土)東京・後楽園ホールで開催されるK-1グループのイベント『Krush.89』で、Krushスーパー・フェザー級王者・郷州征宜(32=K-1ジム総本部チームペガサス)に挑戦するMA日本スーパーフェザー級王者・島野浩太朗(26=菅原道場)が、公開練習を行った。

 島野は3月大会で山本直樹と挑戦者決定戦を争い、1R1分53秒の速攻KOで挑戦権をつかんだ。島野は「3月10日の挑戦者決定戦が終わってから、いつタイトルマッチが決まってもいいように調整してきたので絶好調に仕上がっています」とタイトル戦へ向けて準備を続け、「戦う舞台がKrushというのもありますし、相手が郷州選手ということもあって、一瞬の隙が命取りになる一戦になると思っています。トレーニングもそうですけど、日々の生活でもずっとタイトルマッチのことを考えています」とベルトのことだけを考えた日々を過ごしている。

得意のパンチを打ち込む島野

 公開練習で島野は菅原忠幸会長と3分1Rのミット打ちを公開。得意のパンチだけでなく、左右のミドルキックを織り交ぜたコンビネーションを見せ「ずっと朝練から一日を通して菅原会長にマンツーマンで練習を見てもらっています。気持ちはいつでもスイッチが入るような感覚で準備しています」と菅原会長と二人三脚で己を鍛え続けている。

 対戦相手である王者の郷州は、プロ27戦目で第5代王者・安保璃紅を破り王座を奪取。今回は、3月のK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝で武尊に敗れて以来の試合となる。

 島野は郷州について「みなさん“頑丈でタフ”という印象があると思いますが、常に試合に勝つための動きを一瞬一瞬徹底して動き続けられる選手だと思います」と評価。「頭では色々とイメージしていますけど、実際にどうなるかはリングで手を合わせてみないと分からない。完全決着で倒して勝つことが理想です」とKO勝利を胸に誓う。

 島野がKrushタイトルマッチを行うのは、2014年11月の卜部弘嵩との同王座決定戦以来。「Krushのベルトは選手として一番の目標ですし、菅原道場の想いもかかったベルトです。何が何でも、死んでも獲ってやるという気持ちで、今の自分にとってはKrushのチャンピオンベルトがすべてです」とKrush王座への熱い想いを語り、「試合までに考えるべきことを考えつくして、イメージすることもイメージしつくして、やり残すことなくリングに上がって全てを出す。Krushなので倒して壊して勝つという気持ち一つです」とタイトル戦への決意を口にした。郷州を下して、悲願のKrush王座を手にすることが出来るか。

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