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【Krush】初防衛戦の王者・郷州征宜「後輩にナメられない試合する」

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2018/06/01(金)UP

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ミドルキックを放つ郷州。初防衛戦へ向けて気合い十分

 6月30日(土)東京・後楽園ホールで開催されるK-1グループのイベント『Krush.89』で、島野浩太朗(26=菅原道場)を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う、Krushスーパー・フェザー級王者・郷州征宜(32=K-1ジム総本部チームペガサス)が、5月31日(木)都内の所属ジムにて公開練習を行った。
 
 郷州は生まれつきの難聴というハンディキャップを背負いながら、プロ27戦目で第5代王者・安保璃紅を破り王座を奪取。今回は、3月のK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝で武尊に敗れて以来の試合となる。

前進しながらゴリゴリとパンチを打ち続ける郷州と、打ち合い上等の島野が激突する

 挑戦者・島野は3月大会で山本直樹と挑戦者決定戦を争い、1R1分53秒の速攻KOで挑戦権をつかんだ。島野がKrushタイトルマッチを行うのは、2014年11月の卜部弘嵩との同王座決定戦以来。
 
 両者には縁がある。2016年4月の『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN』での-60kg日本代表決定トーナメント・リザーブマッチで初対決が決まっていたが、トーナメントに欠場者が出たため島野が繰り上がり出場となり、対戦はなくなった。続けて、2017年に行われた「Krush -60kg挑戦者決定トーナメント」では1回戦を勝ち上がった島野が欠場となり、代わって郷州が出場することになって同トーナメントで優勝。挑戦権を手にして王座奪取へとつながったのである。

カード発表記者会見での郷州(左)と島野(右)

 公開練習では自らと同じパンチャーの島野対策か、ミドルキックとヒザ蹴りを中心としたミット打ちを披露した郷州は「気を引き締めて練習できています。テクニックどうこうではなく、試合で自分の動きを出すことを重点的に意識しています。6月30日には過去最高の自分が見せられると思います」と話し、充実した練習が出来ているという。

後輩の軍司(中央)より良い試合をすると宣言した先輩・郷州(左)。右は、同じく今大会で初防衛戦を行うKrush女子アトム級王者の松下えみ

 島野の印象については「(挑戦者決定戦での)気合いの入り方が凄かったですし、記者会見でも眼光が鋭かった。島野選手は一発が強い選手なので、落ち着いてやりたいです。一発をもらっちゃうと危ないので、冷静に戦えば自然に勝ちもついてくると思います」と語り、島野のハードパンチを警戒している。

 そして、今大会で同じくタイトルマッチを行う、同門の後輩であるKrushバンタム級王者・軍司泰斗よりも良い試合をしたいと話した郷州。「ウチの泰斗も出るので、後輩にナメられない試合をしないと。泰斗のほうが目立っちゃうと調子に乗りますからね。他のタイトルマッチより目立った試合をしたい」と、先輩として後輩にナメられない試合をすると意気込んだ。
 

 

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・初防衛戦決定の郷州征宜、K-1で武尊に敗れて「もっと強くなるチャンスをもらった」

・難聴のハンディを乗り越え、郷州が王座奪取

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