2018/07/30（月）UP
（最終更新：2018/07/30 18:27）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

2014年4月以来の勝利にご機嫌だった五味

　7月29日（日）さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.11』の一夜明け会見が、30日（月）都内にて行われた。

　第7試合でメルビン・ギラード（35＝アメリカ）との打ち合いを制し、1R2分33秒、豪快KO勝ちして場内を総立ちにさせた五味隆典（39＝イーストリンカンラスカルジム）が出席。開口一番、「二日酔いです」と言って場内を笑わせた。

　昨晩の試合後は新宿で祝勝会をしていたと言い、「減量中、1週間前から焼肉の画像をずっと見ていました。携帯の写真フォルダが全部、肉になるくらい」と、お酒と焼き肉に飢えていたようだ。

駆け引き無し、フルスイングの打ち合いを見せた両者

　次回の試合について聞かれると「ヒザを痛めたのでそれを考えながらですし、今回は2試合やった気分なので、大みそかに噛み合うような選手とやれたらなって想いがあります」と、予定していた9月の試合はキャンセルして大みそかに出たいとした。

　榊原信行RIZIN実行委員長は「今回は五味選手の試合に魅せられた。今日はひょうひょうとしていますが、2試合やったくらいだから2試合分のギャラをよこせみたいなプレッシャーを感じつつ、それは払わんぞ、と思っています（笑）。でも、それくらいのストレスと心労はあったと思います。よく踏み切ってくれたなと思う。その結果、あれだけ（観客席の）ほぼ上まで全員立って、放送席まで立ってていた、みんな立ち上がる衝動に駆られたのだと思います。あの風景はあまり見たことが無いですね」と、五味の労をねぎらった。

　今回、五味はアンディ・サワーとの対戦が決まっていたが、7月に入ってからサワーの出場が不可能となり中止。代わってギラードが相手に用意されたが、前日計量で950グラムオーバー。五味は試合当日の朝10：00まで体重を落とすように譲歩したが、それでもギラードは落とせず五味は試合をするのをやめようとも思ったという。