【RIZIN】五味隆典、体重オーバーの相手と試合をやらないつもりだった
7月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.11』の第7試合で、メルビン・ギラード(35=アメリカ)との打ち合いを制し、1R2分33秒、豪快KO勝ちして場内を総立ちにさせた五味隆典(39=イーストリンカンラスカルジム)が、試合後にコメントした。
ギラードは前日計量をオーバーし、試合当日の朝10時に行われた再計量でも体重オーバー。このことについて五味は「いい試合をしましたが、ウェイトオーバーとかあって、競技としてしっかりしてもらえると助かりますね」と苦言を呈した。
「本当は今日のお昼過ぎまで、試合はやらないと言っていたんです。昨日から一睡も出来ていないし、一個しかない男同士のルールなので。ボクシングの山中(慎介)選手の時もそうでしたが、体重オーバーして試合に勝って帰るという競技になっているので、断固として試合をパスしようと思っていました。大怪我にもつながるし」と、本当は試合を受けないつもりだったと明かした五味。
「(ギラードは)反省があまりなかったので。落とす気も無かったみたいだから。結局(試合を)了承したんですが、その瞬間に相手が凄い元気になっちゃって、なんだ芝居かよって思いました。試合体重は1個しかないルールなので守って欲しいですよね」と言い、リング上で五味がコールされている時にギラードは墓穴を掘るパフォーマンスをしていたという。
それで怒り心頭となった五味は「本当はいいことじゃないけれど」と思いながらも、KO勝ち後のリング上での墓穴堀りパフォーマンスにつながったのだという。
「年末もそうですが、お客さんが大声を出してストレス発散できるような楽しい時間を提供できたと思います。僕も52試合目なので、そろそろしんどいです。最初に決まった選手(アンディ・サワー)の契約問題とか、今日の体重オーバーとか本当に疲れたのでモヤモヤしましたね。しんどかったですけれど、しんどい思いをしているのは全選手一緒なのでね」と、トラブル続きとなった今回の試合に心労を感じていた。
また、試合中に大きくバランスを崩したのは「ヒザの半月板が去年から悪くて、だいぶ抜けなくなりましたが、試合で違う角度になると抜けてしまうことがあるんです。それでテーピングをしていました」と、ヒザが一瞬抜けたせいだと明かした。
今後については「本来は大みそかへ向けて徐々に強豪にしていく考えがあって、9月と大みそかに出たかったんですが、8月いっぱいは飲み続けようと思うので次は大みそかですかね(笑)。強い強豪選手とやれたらと思います」と、しばらくは勝利の美酒に酔いたいと話した。
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